顔の脂肪注入は、自身の脂肪を使って自然なボリュームアップや若返り効果が期待できる美容医療のひとつです。ヒアルロン酸に比べて持続性が高く、ナチュラルな仕上がりが魅力ですが、施術後の「ダウンタイム」や回復期間が気になる方も多いでしょう。
ここでは、顔の脂肪注入後にどのような経過をたどるのか、どのくらいで腫れや内出血が引くのか、日常生活に戻るタイミングや注意点まで、専門的な視点で詳しく解説します。

国立琉球大学医学部医学科を卒業。国内大手美容クリニックなどで院長を歴任し、2024年アラジン美容クリニックに入職。
特にクマ取り治療では、年間症例数3,000件以上を誇るスペシャリストである。「嘘のない美容医療の実現へ」をモットーに、患者様の悩みに真剣に向き合う。
脂肪注入とは?顔への施術の基本とメリットを知ろう!
「顔の脂肪注入」とは、自身の体から採取した脂肪を顔に注入することで、ボリュームを出したり、しわやたるみを目立ちにくくしたりする美容医療の一つです。最大の特徴は「自分自身の脂肪を使う」という点。これにより、異物反応やアレルギーのリスクが非常に低く、安全性の高い施術として知られています。
脂肪は主に太ももやお腹まわりなど、比較的落としやすい部位から吸引されます。脂肪吸引というと、少しハードルが高い印象を持つ方もいるかもしれませんが、美容クリニックで行われるのは、美容目的のための「少量吸引」が主流。体に負担をかけない範囲で、必要な分だけ採取されます。
注入した脂肪の一部は体内に自然に吸収されますが、残った脂肪がしっかりと定着すれば、ヒアルロン酸のように数ヶ月〜1年程度で消えてしまうのとは異なり、半永久的に効果が持続するのも魅力のひとつです。
ただし、脂肪注入は単なる「注射」ではなく、「採取 → 精製 → 注入」といった工程が必要となるため、医師の技術力が結果に大きく関わる施術でもあります。
なぜ顔に脂肪注入をするの?そのメリット
顔に脂肪を注入することで得られるのは、単なる「ふっくら感」だけではありません。皮膚の内側から自然な厚みが出ることで、たるみやくぼみが目立ちにくくなり、若々しさを取り戻す効果が期待できます。
加齢にともなってこけやすい頬やこめかみ、法令線のラインに脂肪がふんわりと定着することで、柔らかく優しい印象の顔立ちになります。
また、注入後は触れても違和感がなく、自然な仕上がりになることも大きな特徴です。ヒアルロン酸のような異物感を感じることがないため、表情の動きにもなじみやすく、時間が経つほどに「整形感がない」ことを実感される方も多いです。
さらに、脂肪は自分の体から取ったオーダーメイド素材となりますので顔のバランスや加齢の進行具合に合わせて、将来的に微調整も可能です。これは年齢とともに美しくありたいという、多くの人の願いに寄り添えるアプローチといえるでしょう。
施術のリスクと注意点
どんな美容医療にもメリットとデメリットがあるように、顔への脂肪注入にもリスクは存在します。特に注意しておきたいのが、「脂肪の生着率」には個人差があるという点です。
生着とは、注入した脂肪が体内に定着する割合のことですが、体質や生活習慣、施術後の過ごし方などによって変わり、平均的には50〜80%とされています。この数値は施術部位やクリニックによっても前後してきます。
生着しなかった脂肪は体に吸収されてしまうため、「思ったよりボリュームが出なかった」「左右差が気になる」と感じることもあります。まれに、脂肪の一部がしこりのように残る「脂肪壊死」や、過度な注入による不自然な膨らみが生じるケースもあります。
こうしたリスクを避けるためにも、経験豊富な医師のもとで施術を受けることが極めて重要です。顔の構造や脂肪の扱いに精通した医師であれば、必要最小限の注入量で美しい輪郭を引き出し、自然で理想的な結果につなげてくれます。
脂肪注入のダウンタイムはどのくらい?経過を詳しく解説
自分の脂肪を使い、ナチュラルかつ長期的な若返りが期待できる顔の脂肪注入。しかし、前章でも触れたように、どれほど自然で体になじみやすい施術であっても、ダウンタイムという回復期間は避けて通れません。
特に顔という繊細な部位に施術を行う場合、術後の腫れや内出血など、一時的な変化が現れることで、見た目や生活への影響が気になる方も多いはずです。ダウンタイム中にどのような症状が出るのか、いつから日常生活に戻れるのか、そして気をつけるべきことは何かなど、ここでは、施術直後から1ヶ月後までの経過を丁寧にたどりながら、不安を和らげるための具体的な情報をお伝えしていきます。
脂肪注入のダウンタイム
顔の脂肪注入後に現れるダウンタイムの症状には、腫れ、むくみ、内出血、軽い痛みなどがあります。こうした症状の強さや期間は一律ではなく、個人の体質、注入した脂肪の量、施術を受けた部位、そして脂肪の生着具合によって大きく異なります。
たとえば、皮膚が薄くデリケートなこめかみや目の下に注入した場合は、腫れやあざが出やすい傾向があります。また、初めて脂肪注入を受ける方と、再施術として補填注入を行う方でも、体の反応や回復速度は異なることがあります。
平均的には、腫れや内出血は術後3日〜1週間程度で緩和し、2週間を過ぎると周囲の目が気にならない程度まで落ち着くケースが多く、1ヶ月を経過する頃にはほぼ完成形に近づいていきます。
とはいえ、“仕上がり”は見た目だけでなく、内部の脂肪がどれだけ定着するかというプロセスにも関係しているため、焦らず穏やかな回復を待つことが大切です。
時期 | 主な症状・変化 | 日常生活の目安 | 注意点・ポイント |
---|---|---|---|
0〜3日目 | 腫れ・むくみのピーク 内出血が出ることも |
自宅で安静が基本 | 強い刺激NG(表情・マッサージ・うつ伏せ寝など) 冷やしすぎ注意 |
4〜7日目 | 腫れ・内出血が徐々に軽減 顔の輪郭が見え始める |
軽い外出や復職も可能に | 長風呂・激しい運動・飲酒はまだ控える |
8日〜14日目 | 見た目が自然に近づく | マスクなしでの外出も問題なし | 過信せず、肌と脂肪への刺激は引き続き避ける |
術後1ヶ月以降 | 仕上がりに近づき、生着した脂肪が安定 | 通常の生活に完全復帰 | 紫外線対策と保湿を継続 必要があれば経過診察や再注入を検討 |
施術直後(当日〜3日目)の症状と注意点
脂肪注入を受けた当日から3日目までは、いわゆる“ピーク期間”です。この時期は、顔に最も強く腫れやむくみが出やすく、特に注入量が多かった部位では「ふくらみすぎて見える」「むくんで顔が四角くなった気がする」といった印象を持たれることもあります。
これは脂肪が一時的に膨張し、周囲の組織が水分をため込むことによって起きる自然な反応であり、過度に心配する必要はありません。
また、細い血管に微細な損傷が加わることで、内出血(あざ)が現れることもあります。最初は赤紫色をしており、時間の経過とともに黄色や薄茶色へと変化し、7〜10日程度で消えていくのが一般的です。
この時期に最も大切なのは、脂肪を静かに落ち着かせることです。
- 無理な表情を避ける
- 顔を強くこすらない
- うつ伏せや横向きで寝ない
- 長時間の入浴や激しい運動は控える
といった基本的な注意点を守ることで、脂肪が適切に生着しやすくなります。
なお、洗顔やシャワーは基本的に翌日から可能ですが、ゴシゴシと擦るような洗顔は避け、やさしいタッチを心がけましょう。メイクも施術翌日から可能とされていますが、内出血が強い場合には医師の判断を仰ぐのがベストです。
術後1週間の経過
1週間が経過すると、腫れや内出血は次第に引いてきます。このタイミングで「もうマスクを外しても大丈夫かな」と感じられる方も増えてきます。ただし、見た目が落ち着いても、脂肪の定着はまだ不安定な段階。ここで無理をしてしまうと、生着が悪くなり、仕上がりに影響が出る可能性もあるため、引き続き注意が必要です。
この頃になると、軽い外出や職場復帰も可能になるケースが多く、日常生活への復帰が見えてくる時期です。しかし、ジョギングやジム通い、サウナ、長時間の入浴など、血流を大きく促す行動は避けておく方が無難です。脂肪は熱に弱く、炎症が長引くことで壊死や定着不良のリスクが高まることもあるためです。
ここでのポイントは、「内側ではまだ繊細な調整が進んでいる最中」であることを理解し、体の声を丁寧に聞くこと。自分の顔を労わる意識が、結果的に満足度の高い仕上がりへとつながります。
術後1ヶ月以降の経過
1ヶ月を過ぎた頃には、ほとんどの方が周囲から気づかれないほど自然な仕上がりになってきます。脂肪の生着もある程度安定し、注入した部位のふくらみがその人の骨格や表情と調和し始める時期です。
ただし、脂肪の定着には個人差があり、最終的なボリュームが安定するまでには3〜6ヶ月ほどかかることも。この間に一部の脂肪が吸収されてしまい、「少し物足りないかも」と感じる方もいますが、医師によってはこの経過を見ながら、追加注入やメンテナンスの提案を行うケースもあります。
この時期には、仕上がりの状態を客観的にチェックしつつ、紫外線対策や保湿、マッサージの禁止といった基本的なスキンケアを引き続き丁寧に行うことが大切です。脂肪は乾燥や刺激に弱いため、安定期であっても気を抜かず、自分の肌と丁寧に向き合う習慣を続けてください。
術後の生活における注意点!脂肪注入後に気をつけること!
顔の脂肪注入では、施術そのものの技術はもちろんのこと、術後の過ごし方が結果を大きく左右します。
前章でお伝えしたように、ダウンタイム中の過ごし方によって脂肪の生着率が変わり、それが「仕上がりの美しさ」に直結するからです。
「無事に施術が終わったから安心」と気を抜くのはまだ早く、ここからが本当の意味で“あなたらしい美しさ”を育てていく時間かもしれません。ここでは、脂肪注入後に注意したい生活習慣やケアについて、メイクや食事、運動まで幅広く、具体的にご紹介していきます。
項目 | 開始可能な目安 | 注意点・ポイント |
---|---|---|
洗顔 | 翌日〜 | 優しく手洗い、熱湯や強い摩擦はNG |
メイク | 翌日〜(様子を見て) | 刺激の少ない化粧品を使用、道具は清潔に |
飲酒・辛い食べ物 | 1週間程度は控える | 血流を促し腫れが長引く可能性がある |
激しい運動 | 術後7日以降から様子を見て再開 | 無理な負荷や汗をかく行為は避ける |
入浴 | 1週間後〜 | 湯船は避け、最初のうちはシャワーのみにする |
メイクや洗顔のタイミングは?
術後の顔はとても繊細です。特に注入した脂肪は、まだ体の一部としてなじもうとしている途中の状態。そんな大切な時期に、無理に肌を刺激してしまえば、せっかく注入した脂肪の生着に影響が出てしまうこともあります。
洗顔やシャワーは基本的に施術翌日から可能です。ただし、洗顔の際は熱すぎるお湯を避け、手のひらで泡を転がすように“撫でる”洗い方を意識してください。注入部位に強く触れたり、毛穴パックやスクラブなどの刺激を与えるケアは、数週間は避けるべきです。
メイクについても、一般的には翌日から可能とされています。ただし、内出血や腫れが残っているうちはコンシーラーやファンデーションで厚くカバーするよりも、ミネラルコスメなどの肌にやさしいアイテムを使い、薄づきに仕上げるのがおすすめです。
また、パフやブラシなどの道具は清潔なものを使用し、雑菌が入らないよう注意を払いましょう。術後のメイクは、「カバー」よりも「いたわり」の意識で行うことが、美しい仕上がりにつながります。
食事や生活習慣も気を付けよう!そのポイント
「何を食べるか」「どう過ごすか」は、脂肪の定着を支える上で想像以上に重要です。
まず大前提として、血行を過度に促進する行動は避けるべきとされています。脂肪は熱に弱く、炎症が生じたり生着が不安定になる可能性があります。そのため、アルコールの摂取は最低でも1週間は控えるのが理想的。辛い食べ物や刺激物も、血流が過剰になり腫れを長引かせるリスクがあるため、術後の体には負担となります。
また、栄養バランスの整った食事も非常に大切です。ビタミンCやタンパク質、亜鉛などは、組織の修復やコラーゲン生成に関わる栄養素として知られています。これらを含んだ食事を心がけることで、肌の回復や脂肪の生着を内側からサポートできます。
ここでひとつポイントとなるのが、「ダイエット中でも無理に体重を減らそうとしない」こと。施術後すぐにカロリー制限や過度な食事制限をすると、せっかく定着しようとしている脂肪がエネルギー源として使われてしまい、ボリュームが落ちる原因になってしまいます。
術後1ヶ月ほどは、身体を“育てる”時期ととらえ、食事にしっかり気を配ることが大切です。
運動や入浴の制限も注意が必要!
美容医療の施術後に続けてきた運動をしたくなる気持ちはわかりますが、顔の脂肪注入においては、安静こそが美を守る行動ともいえます。
特に、施術から1週間程度は激しい運動や筋トレは控えるべきとされています。体温が上がりすぎることで腫れがぶり返したり、脂肪の定着に悪影響を及ぼすことがあるためです。ヨガやウォーキングなども、汗をかくような強度のものは避け、日常的な家事程度にとどめておくのが安心です。
また、入浴についても注意が必要です。基本的にはシャワーで軽く済ませるのが推奨されており、湯船に浸かるのは術後1週間以降、腫れが落ち着いてからにするのが無難です。
なお、サウナや岩盤浴、ホットヨガなど、極端に体温を上げる行動は1ヶ月程度控えることが望ましいとされています。脂肪が体の一部として完全に定着するには時間がかかるため、“いつも通り”は少し先の楽しみにとっておくのが、最良の判断です。
脂肪注入の成功率を高めるポイントとは?
ここまで、顔の脂肪注入後のダウンタイムや、術後の生活で気をつけるべき点について詳しくお話ししてきました。しかし、もう一歩踏み込んで考えてみると、「なぜそこまで気をつける必要があるのか?」という疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その答えは、“脂肪が定着するかどうか”が、仕上がりの美しさに直結するからです。つまり、美容医療における脂肪注入の“成功”とは、ただ注入することではなく、どれだけ美しく、自然に、そして長く定着させられるかにかかっているのです。
ここでは、「脂肪の定着率を高めるためにできること」と「仕上がりを守るために絶対に意識したいケアの本質」について、より深く掘り下げてお伝えします。
脂肪の定着率を高めるための工夫!
脂肪注入は、例えるなら移植のようなものですが、体の一部から取り出した脂肪細胞を、全く別の場所へ“引っ越し”させるわけですから、その脂肪が新しい環境で根づくためには、「血流」や「酸素供給」といった、まさに“生きるための条件”がそろっていなければなりません。
大げさな言い方かもしれませんが、そんな繊細な脂肪細胞たちにとって、術後の生活環境はまさに運命を分ける分岐点ではないでしょうか。中でも大切なのが、「ダイエットの回避」と「注入部位への刺激を避けること」です。
まず、術後1ヶ月間の無理なダイエットは絶対に避けるべきです。これは単に栄養不足になるからというだけでなく、カロリー制限や体重減少によって、せっかく定着しかけた脂肪細胞がエネルギー源として分解されてしまう恐れがあるからです。
また、マッサージや圧迫による刺激も脂肪の壊死や偏在の原因となることがあります。いつもの癖で頬杖をついたり、マスクを強く押し当てるようなことも避けていただきたいところです。美しく整ったフェイスラインは、脂肪が静かに落ち着くことによってつくられるのです。
この時期は「何かをする」よりも、「そっと見守る」ことの方がずっと重要なのです。
施術後のケアが仕上がりに影響する理由
美容医療の効果は、施術そのものだけで決まるものではありません。医師の技術、使用する器具、脂肪の処理方法、そして何よりも施術後の過ごし方など、それらが複雑に絡み合い、初め“満足できる仕上がりが実現するものだと思います。
施術を終えた後、多くのクリニックでは「アフターケアの指導」が行われます。そこには、「洗顔はいつから可能か」「どれくらいの期間マスクを避けるべきか」といった細かな指示が含まれていることが多く、これを忠実に守ることが、仕上がりの質に直結します。
さらに、術後の経過中に気になることがあれば、自己判断せずに医師へ相談することも大切です。ときには再診が必要なケースもありますが、それは決して「失敗」ではありません。むしろ、顔の状態をプロの目でチェックしてもらい、経過に応じた適切なケアや調整を行うチャンスでもあるのです。
脂肪注入は、受けっぱなしではなく、医師と二人三脚でつくりあげる美容医療かもしれません。だからこそ、信頼できるクリニックとしっかり連携しながら、自分の体を知り、大切に扱うことが美しさを最大化する近道になるのです。
ヒアルロン酸注入と脂肪注入はどっちがいい?違いを徹底比較!
脂肪注入の魅力やケアの重要性を理解する中で、きっとこう感じた方もいらっしゃるはずです。「でも、ヒアルロン酸の方が手軽なんじゃない?」と。
確かに、顔のボリュームアップやエイジングケアを目的とした施術としては、ヒアルロン酸注入も非常に人気があり、脂肪注入と並ぶ代表的な選択肢です。両者は同じ注入系の美容医療に分類されますが、その性質はまったく異なります。
ここでは、「顔に注入するなら、脂肪とヒアルロン酸、どちらが自分に合っているのか?」を判断するために、それぞれの特徴や効果、ダウンタイム、リスク、そして選び方までを丁寧に解説します。
施術の持続期間と仕上がりの違い
脂肪注入とヒアルロン酸注入の最大の違いは、「どれくらい効果が続くか」と「どんな質感に仕上がるか」という点にあります。
まず脂肪注入は、自分の身体から採取した脂肪を精製し、顔に注入する施術です。注入された脂肪細胞のうち、生着した分は体内の一部として定着し、半永久的に持続します。定着率には個人差がありますが、平均で50〜80%程度とされており、一度しっかり生着すれば長期的な効果が期待できます。
また、脂肪は柔らかくて自然な質感が出やすく、時間が経つほどに表情や骨格に馴染んでくるのが特徴です。さらに、脂肪に含まれる幹細胞の働きによって、肌のハリや質感の改善が見られることもあり、「若返り効果」を総合的に求める方にとっては非常に魅力的な選択肢といえます。
一方、ヒアルロン酸注入は合成されたジェル状の成分を注入する施術で、施術直後から変化がはっきりと出る即効性が大きな魅力です。しかし、ヒアルロン酸は時間とともに体に吸収されていくため、持続期間は一般的に6ヶ月〜1年程度。部位や製剤によっては多少の違いがありますが、定期的なメンテナンスが必要になるのが一般的です。
仕上がりの質感としては、やや弾力を感じるため「ハリ感」は出しやすい反面、ナチュラルさや肌馴染みにおいては脂肪注入に軍配が上がるケースもあります。もちろんヒアルロン酸注入も、昔から大人気の施術でダウンタイムや副作用の心配も少ない美容医療ではあります。
ダウンタイムやリスクの比較
施術後すぐに日常生活に戻れるかどうかは、多くの方にとって重要な判断ポイントです。特に顔への施術であれば、ダウンタイムの長さや症状は、スケジュールやライフスタイルに直結する問題でもあります。
ヒアルロン酸注入は、腫れや内出血が出ることはあるものの、ごく軽度で、当日からメイクや外出が可能な場合が多いです。いわゆる「ランチタイム施術」とも呼ばれるほど、ダウンタイムの短さは群を抜いています。
一方の脂肪注入は、前述の通り、脂肪を採取してから注入するというプロセスを経るため、施術後には1〜2週間程度の腫れやむくみ、内出血が見られるのが一般的です。
特に術後3日間はダウンタイムのピークで、顔が一時的にふくらんだように感じる方もいます。ただし、その分効果が長持ちするため、「一時的な不自由を受け入れても長期の美しさを手に入れたい」という方には適しています。
また、リスクにおいてもそれぞれ特有のものがあります。ヒアルロン酸は、稀に血管塞栓や皮膚壊死といった重大な合併症が起こるケースも報告されており、施術には高度な解剖学的知識と技術が必要です。
一方の脂肪注入は、しこりや脂肪壊死、生着の偏りによる左右差が起こることがあり、こちらも医師の技量によってリスクの軽減度が変わります。どちらを選ぶにせよ、信頼できるクリニックと経験豊富な医師を選ぶことが、リスク回避のカギになります。
結局どちらを選ぶべきか?
では、最終的にどちらを選べば良いのでしょうか?その答えは、あなたが「どんな未来を思い描いているか」にあるのではないかと思います。
「イベントまでに少しだけ若返りたい」「ダウンタイムをできるだけ避けたい」「まずは手軽に試してみたい」など、そんな方には、ヒアルロン酸注入が向いているかもしれません。短時間で変化を実感でき、仕事やプライベートを崩さずに美容医療を取り入れることができます。
一方、「将来も見据えて、ナチュラルに美しく年齢を重ねたい」「何度も通うのは避けたい」「肌全体の質感も改善したい」など、そう考える方にとっては、脂肪注入が最適な選択肢となる可能性があります。多少のダウンタイムは必要ですが、その先にある“本物の変化”は、日々の自信へとつながるでしょう。
クリニック選びのポイント!後悔しないために
ヒアルロン酸注入と脂肪注入、それぞれの特性や効果の違いを理解した今、いよいよ実際に「どこで受けるか?」という大切なステップへと進みます。
とくに脂肪注入は、技術力・医師の判断・アフターケア体制のすべてが結果に直結する施術。美しさの可能性を最大限に引き出すためには、どのクリニックを選ぶかが成功への鍵となるのです。
ここでは、脂肪注入を検討している方が「後悔しない」選択をするために、絶対に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
ポイント1|経験豊富な医師を選ぶ
脂肪注入は、単に脂肪を入れるだけの施術ではありません。脂肪をどの層に、どれだけ、どう注入するかなど、その判断には、顔の解剖学的知識・経験・美的感覚のすべてが求められます。
特に顔は、皮膚の厚みや脂肪層の深さ、骨格の立体感などが人によって異なり、均一な注入では美しく仕上がらないことも。さらに、定着しやすい脂肪を採取する技術や、丁寧な精製処理など、見えない部分での医師の手技が、仕上がりの自然さを左右するのです。
そのため、脂肪注入を受ける際には、症例数の多い医師、脂肪注入に特化しているクリニックを選ぶことが極めて重要。症例写真のクオリティ、医師のプロフィールや所属学会、カウンセリング時の対応などを見極めることで、その医師が“顔の美しさ”をどう捉えているかが伝わってくるはずです。
決して「価格」や「広告の誇張」だけで判断せず、“この医師に自分の顔を任せたい”と思える確かな技術と審美眼を持つ人を選んでください。
ポイント2|施術後のアフターケアが充実しているか
脂肪注入は、施術後のダウンタイムや経過観察がとても重要な施術です。特に顔への脂肪注入では、術後の腫れやむくみの出方、脂肪の生着具合、左右差の有無など、1〜3ヶ月かけてじっくりと仕上がっていきます。
そのため、クリニックのアフターケア体制が整っているかどうかは、満足のいく結果を得るために不可欠な要素です。
- ダウンタイム中の経過フォローはあるか(電話・LINE・再診制度)
- しこりや左右差が生じた際の対応(再注入・溶解処置など)の説明はあるか
- 術後に不安を感じたとき、気軽に相談できる雰囲気があるか
中には「施術を終えたらそこで終わり」といった対応をするクリニックもありますが、脂肪注入は時間をかけて育てる施術です。だからこそ、信頼できる“長い付き合いができるクリニック”こそが、理想の仕上がりを一緒に育ててくれるパートナーになってくれるはずです。
ポイント3|無理な勧誘をしないクリニックを選ぶ
美容医療を受けるにあたって、安心して通えるかどうかは非常に大きな要素です。とくに、初めて脂肪注入を検討する方にとって、「強引な勧誘がないか」「納得できる説明があるか」は、心の負担を軽くするためにも大切なポイントになります。
- カウンセリングにじっくり時間をかけ、患者の不安や希望を丁寧にヒアリングしてくれる
- メリットだけでなく、ダウンタイムやリスクについてもしっかり説明がある
- 見積もりや料金体系が明確で、後から高額な追加費用が発生しない
- 「今日契約しないと割引が効かない」など、不自然なプレッシャーをかけてこない
逆に、カウンセリングで「この施術は絶対に必要」「やらないと後悔しますよ」といった断定的な言葉ばかりが目立つ場合は要注意です。美容医療は“押し売り”されて受けるものではなく、自分の意志と納得の上で選ぶべきものです。
信頼できるクリニックは、患者の美意識と価値観を尊重し、寄り添う姿勢を大切にしています。あなたの“これからの顔”を託す場所だからこそ、安心感を持って通える場所を選びましょう。
まとめ
顔の脂肪注入は、ナチュラルで長期間続く若返り効果が期待できる一方、腫れや内出血を伴うダウンタイムがあるため、事前の理解と準備が重要です。
ダウンタイムのピークは術後3日ほどで、1週間ほどで日常生活に支障がなくなるケースが多く、1ヶ月後にはほぼ完成形に近づきます。施術後の過ごし方やアフターケアも仕上がりに大きく影響しますので、信頼できるクリニック選びと医師の指導に従ったケアを心がけましょう。
アラジン美容クリニック福岡院では、「ウソのない美容医療の実現」をモットーに、患者様お一人ひとりの美のお悩みに真摯に向き合い、最適な治療をご提案しております。無駄な施術を勧めることなく、症状の根本的な原因にアプローチし、患者様の理想を実現するお手伝いをいたします。
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