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洗顔は一日3回が正解?脂性肌でも肌トラブルが悪化するって本当?

夏が近づくと、「顔がすぐにテカる」「脂っぽくてニキビができやすい」と悩む10代の方も多いのではないでしょうか。そんなとき、「洗顔回数を増やせばいい」と考えるのは自然な発想かもしれません。しかし、実は一日3回以上の洗顔が、かえって肌トラブルを悪化させる原因になることもあるのです。

ここでは、なぜ洗いすぎが逆効果になるのかを皮膚科学の観点からわかりやすく解説し、脂性肌でも崩れない健康な肌を育てる正しい洗顔習慣について詳しくご紹介します。肌悩みを根本から解決するために、ぜひ正しい知識を身につけていきましょう。

 

 

一日3回の洗顔は肌に良いの?実は間違っている理由とは?

思春期の脂性肌では、「顔のテカリ」や「ニキビの発生」が深刻な悩みとなりやすく、清潔を保つために一日複数回の洗顔を行うケースが散見されます。しかし、洗顔回数を増やすことが皮膚の生理機能にどのような影響を及ぼすかについては、医学的な正しい理解が必要です。

ここでは、皮膚のバリア機能と皮脂の役割を踏まえながら、洗顔を一日3回すべきなのかという行為がなぜ肌トラブルを引き起こしやすいのかを、科学的視点から詳しく解説していきます。

肌の構造を知ろう!皮脂は「敵」ではなく「バリア」

皮膚は外界からの刺激を防御し、体内の恒常性を維持するための重要な役割を担っています。なかでも表皮の最外層である角質層には、皮脂膜と呼ばれる天然の保護膜が形成されており、これが水分蒸発防止(経表皮水分喪失の抑制)と外的刺激の遮断を担っています。

皮脂膜は、皮脂腺から分泌される皮脂と汗腺から分泌される汗が混ざり合って形成され、以下の機能を果たします。

皮脂膜の機能 説明
経表皮水分喪失(TEWL)の抑制 肌内部の水分蒸散を防ぎ、乾燥を予防する
外的刺激からの防御 微生物やアレルゲン、紫外線から肌を保護する
常在菌バランスの維持 表皮ブドウ球菌など善玉菌の環境を守ることで、病原菌の増殖を抑制する

つまり、皮脂は単なる「汚れ」や「不潔なもの」ではなく、肌の健康維持に不可欠な生理的バリアなのです。この事実を正しく理解することが、美肌への第一歩となります。

やりすぎの代償?洗顔のしすぎで肌がどう変わるのか?

皮脂を過剰に除去する行為、すなわち過度な洗顔は、皮膚のバリア機能に深刻なダメージを与えます。具体的には、以下のような連鎖反応が生じます。

  1. 洗顔により皮脂膜が破壊される
  2. 角質層の水分保持力が低下し、乾燥が進行
  3. 乾燥を補うために皮脂腺が過剰に活性化
  4. 皮脂の過剰分泌によって毛穴が詰まり、ニキビのリスクが増大

この一連のメカニズムは、皮膚科学において「バリア機能障害による反応性皮脂分泌亢進」として広く知られています。さらに、バリア機能の破綻は、外部刺激(紫外線、細菌、アレルゲンなど)への感受性を高め、慢性的な炎症や肌荒れの温床にもなり得ます。

とりわけ10代の皮膚は成人と比較してまだ成熟途中にあり、バリア機能も不安定なため、過度な洗顔行為はリスクが高いといえるでしょう。

10代が陥りやすい落とし穴!テカリと洗顔の誤解

思春期における皮脂分泌量の増加は、アンドロゲン(男性ホルモン)の一時的な分泌亢進による生理現象です。このため、顔のテカリやベタつきを「不潔な状態」と誤認し、清潔感を得るために洗顔頻度を増やす行動が一般的に見られます。

しかし、上述したように、皮脂を過剰に除去することは皮膚バリアの破壊を招き、かえって皮脂分泌を悪化させる要因となります。つまり、「洗顔を増やすほど清潔になる」という直感的な発想は、皮膚生理に基づく正しいスキンケア理論とは真逆の行動なのです。

清潔を保つうえで重要なのは、適切な頻度(朝晩の2回)で、低刺激かつ正しい方法で洗顔を行うことです。10代のうちからこの基本原則を理解し、実践することで、将来にわたって健やかな素肌を育む土台を築くことができます。

 

脂性肌でも一日3回以下で大丈夫?正しい洗顔回数とタイミングとは?

一日3回以上の洗顔が皮膚バリアを損ない、かえって脂性肌やニキビの悪化を招く可能性があることは、先に解説したとおりです。では、脂性肌であっても健康な肌状態を維持するためには、どのような洗顔頻度とタイミングが適切なのでしょうか。

ここでは、医学的観点に基づき洗いすぎるという習慣を見直し、肌への負担を最小限に抑えながら清潔を保つための正しいアプローチについて、具体的にご紹介いたします。

基本的には2回で十分!朝と夜それぞれの目的と役割

皮膚科学的には、洗顔は朝と夜の2回が基本とされています。これは肌の生理機能と汚染状況に基づき、最適なバランスを考慮した推奨頻度です。

朝の洗顔の目的は、

  • 就寝中に分泌された余分な皮脂
  • 寝具や空気中の汚染物質の付着
  • 肌表面に繁殖した細菌の除去

を適切に取り除くことにあります。夜間に分泌された皮脂は酸化しやすく、そのままにしておくと炎症や毛穴詰まりの原因となるため、朝の洗顔は重要です。

一方、夜の洗顔は、

  • 日中に付着した大気汚染物質(黄砂やPM2.5など)
  • 汗や皮脂の酸化物
  • メイクや日焼け止め成分

などをしっかりと除去し、肌をリセットする役割を担います。

これら二つの時間帯での洗顔を適切に行うことで、過剰な刺激を避けながら、皮膚バリアを健全に保つことが可能になります。

学校や部活で汗をかく日は?例外時の対応法

通常は朝晩2回で十分ですが、夏場や運動後など大量に汗をかいた場合は、追加のケアが必要になることもあります。しかし、この場合も「洗顔料を使用してゴシゴシ洗う」のではなく、肌に優しい方法を選択することが推奨されます。

  • ぬるま湯(32〜34℃程度)でやさしく洗い流す
  • 洗顔料を使わず、純粋な水または低刺激ミストで汚れをオフする
  • 清潔なタオルやペーパーで軽く汗を拭き取る(摩擦を最小限に)

運動後に汗を長時間放置すると、皮膚表面の塩分や老廃物が毛穴を詰まらせる原因になるため、適切なタイミングでやさしくケアすることが望ましいです。ただし、通常の生活環境下では、汗をかいたとしても毎回洗顔料を使用する必要はありません。

やってはいけないこと!洗顔のNGタイミング

脂性肌の方がついやりがちな失敗の一つに、「気になったらすぐ洗顔」という行動があります。しかし、皮膚生理を考えると、洗顔回数が増えるほどバリア機能は損なわれやすくなり、炎症リスクも高まるため、慎重な対応が必要です。

特に避けるべきNGタイミングは以下の通りです。

  • 日中、特別な汚れがないにもかかわらず洗顔料を使用する
  • 学校や外出先で頻繁に洗顔を繰り返す
  • 汗を拭かずにそのまま洗顔する(塩分で刺激を受けやすい)

適切な洗顔タイミングと方法を守ることが、脂性肌の悪化防止につながります。

タイミング 洗顔適切度 コメント
汗や皮脂の除去に必須
汗を大量にかいた後 △(ぬるま湯・拭き取り) 必要時のみ優しく
授業間・昼休みなど日中 原則不要、摩擦リスクあり
就寝前 汚れ・メイクの除去に必須

適度な洗顔という基本を忘れず、肌にとって最適なタイミングでのケアを心がけましょう。

 

洗顔料・洗い方を間違えると逆効果?脂性肌の正しいケア方法

洗顔は一日2回、適切なタイミングで行うことが脂性肌ケアの基本であると前章で解説しました。しかし、それだけでは十分とは言えません。洗顔の回数と同様に重要なのが、「使用する洗顔料の選び方」と「正しい洗顔方法」、さらに「洗顔後の保湿ケア」です。

ここでは、脂性肌を悪化させないために押さえておくべき正しい洗顔ケアのポイントを、医学的根拠に基づき詳しく解説します。

洗顔料の選び方!脂性肌に適した成分と避けたい成分

脂性肌に適した洗顔料を選ぶことは、トラブル予防の第一歩です。皮膚科学の観点から推奨される脂性肌向け洗顔料の特徴は以下の通りです。

推奨される特徴 説明
さっぱりタイプ 皮脂や汚れを適度に除去しつつ、必要なうるおいは保持
低刺激処方 肌への刺激を最小限に抑えることでバリア機能を保護
ノンコメドジェニック 毛穴を詰まらせにくい設計(ニキビリスク低減)

一方で、脂性肌の方が避けるべき成分には注意が必要です。たとえば、強力な界面活性剤(ラウリル硫酸Naなど)は、洗浄力が高すぎて必要な皮脂まで奪ってしまうため、乾燥と皮脂分泌の悪循環を招きやすくなります。

また、アルコール(エタノール)を高濃度で含む製品も、皮膚の刺激となるリスクがあるため慎重に選ぶべきです。製品選びの際は、成分表示を確認し、できる限り「低刺激」「ノンコメドジェニック」表記のあるものを選択しましょう。

洗い方の基本!泡の作り方からすすぎ方まで

適切な洗顔料を選んだとしても、使い方を誤れば効果は半減します。脂性肌の方こそ、摩擦や刺激を最小限に抑える洗顔法を習得することが重要です。以下、脂性肌のための正しい洗顔手順です。

  1. 洗顔料をしっかり泡立てる
    →泡立てネットを使用し、キメ細かく弾力のある泡を作成
  2. 泡を転がすように洗う
    →指ではなく泡で肌を包み込むイメージで、やさしく洗浄
  3. すすぎはぬるま湯(32〜34℃)で数回行う
    →洗浄成分を肌に残さないよう、十分にすすぐこと
  4. 清潔なタオルで押さえるように水分を拭き取る
    →強くこすらず、優しく吸い取る

泡立て不足やゴシゴシ洗いは、物理的刺激となり、バリア機能障害のリスクを高めるため厳禁です。特に「すすぎ残し」は、肌荒れやニキビの直接的な原因となるため、念入りなすすぎが欠かせません。

保湿もセットで!洗顔後のケアこそ美肌への近道

脂性肌の方にありがちな誤解に、「皮脂が多いから保湿はいらない」という認識があります。しかしこれは大きな間違いです。皮膚科学的には、皮脂量と肌内部の水分量(角質層の含水率)は必ずしも比例しないことが知られており、脂性肌でも「インナードライ(内部乾燥)」が生じているケースが非常に多いのです。

洗顔後に保湿ケアを怠ると、肌内部の水分が蒸散し、乾燥を補うために皮脂分泌がさらに促進されるという悪循環に陥ります。

ステップ 推奨ポイント
化粧水 低刺激・ノンコメドジェニック処方、さっぱりタイプ
乳液・ジェル 適度な保湿力、ベタつきにくいものを選択

脂性肌こそ、洗顔後すぐに「保湿→水分を補う→皮脂分泌を安定させる」サイクルを整えることが、長期的な肌質改善に不可欠です。

 

正しい洗顔でも肌トラブルが治らないときはどうすべき?

これまでの章で、一日3回以上の洗顔が肌に悪影響を及ぼす可能性や、脂性肌に適した洗顔料・洗顔方法について詳しく解説してきました。しかし、たとえ「正しい洗顔回数」「適切なケア」を守っていても、肌トラブルが一向に改善しないケースは珍しくありません。

ここでは、自己流スキンケアの限界と、専門的な医療アプローチの重要性について、医療広告ガイドラインに準拠した形で客観的に解説します。

自己判断の限界?間違ったケアが肌を悪化させる理由

脂性肌やニキビ、慢性的な毛穴詰まりは、単なる皮脂の問題だけで説明できないことが多くあります。

  • 角質肥厚(肌表面の角層が異常に厚くなる)
  • 毛包内微生物の異常繁殖(例:アクネ菌)
  • 炎症性サイトカインの過剰分泌

など、複数の生理学的要因が複雑に絡み合っているケースが多いのです。

このため、一般的な市販洗顔料や自己流スキンケアだけでは、根本的な解決に至らない場合があります。むしろ、自己判断で過剰な洗浄や過度なピーリングなどを繰り返すと、皮膚バリアが破壊され、状態が悪化するリスクすら存在します。

皮膚の状態に合わせた治療法もある

皮膚科や美容皮膚科では、単に症状を抑えるのではなく、皮膚の状態を専門的に評価した上で、科学的根拠に基づく適切な治療法を提案します。例として、脂性肌や慢性的なニキビに対しては以下のような医療的アプローチが検討されます。

症状・状態 医療的アプローチ例
毛穴詰まり、面皰形成 ケミカルピーリング、毛穴洗浄治療
炎症性ニキビ 抗炎症外用薬、内服薬(例:抗菌薬)
皮脂分泌過剰 外用レチノイド製剤、ホルモン療法の適応検討

これらの治療は、皮膚科学のエビデンスに基づき安全性と有効性が確立されています。また、自己流では判断できない皮膚の炎症レベルや瘢痕形成リスクなども、専門医の視点で総合的に評価されるため、肌トラブルの悪化を未然に防ぐことができます。

まずは相談から!クリニックを選ぶポイント

肌トラブルが続く場合、まずは美容皮膚科や皮膚科専門医への相談を検討しましょう。初期段階でのクリニック診断は、症状の慢性化や跡の残存リスクを減らすためにも非常に重要です。

  • 美容医療に偏りすぎず、医学的根拠に基づく診療を行っているか
  • 初診カウンセリングで肌状態を丁寧に診断してくれるか

特に、洗顔やスキンケアについても個々の肌質に応じた具体的なアドバイスをもらえるクリニックを選ぶことが望ましいでしょう。

 

まとめ

脂性肌だからといって、一日3回以上の洗顔を行うことが肌に良いとは限りません。むしろ、過剰な洗顔によって皮膚のバリア機能が損なわれ、皮脂の過剰分泌や毛穴詰まり、慢性的なニキビなど、さまざまな肌トラブルを引き起こすリスクが高まります。

皮膚科学の知見に基づけば、洗顔は一日2回、朝と夜に適切な方法で行うことが、脂性肌を安定させるための基本であり、最も効果的なアプローチです。

また、洗顔料の選択や洗い方、洗顔後の保湿ケアといった一連のスキンケアプロセスも、肌の健康を左右する重要な要素です。特に、自己流の過剰なケアに頼るのではなく、肌の状態に応じて柔軟に対応し、必要であれば早めに美容皮膚科へ相談することも選択肢に入れるべきでしょう。

思春期から20代初期は、肌の基盤を育てる非常に大切な時期です。今、正しい知識を身につけ、肌に優しいケアを積み重ねていくことが、将来にわたる健やかな素肌への最短ルートとなります。洗顔はただの「汚れ落とし」ではなく、肌を育てる大切な習慣です。自分自身の肌を大切に扱いながら、健やかで美しい肌を育んでいきましょう。

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