二重埋没の手術を受けたばかりで、「早くマツエクをつけて理想の目元を完成させたい!」と思っていませんか?せっかく二重まぶたを手に入れたのに、マツエクができないと物足りなく感じるかもしれません。しかし、術後すぐにマツエクをすることで、せっかくの二重ラインが崩れたり、まぶたにトラブルが起きたりする可能性があります。
ここでは、二重埋没後のマツエク再開時期の目安から、早期施術のリスク、マツエクサロンでの伝え方、そして美容施術の最適な順番まで、術後の目元美容について専門的な視点から詳しく解説します。安全に美しい目元を手に入れるために、正しい知識を身につけて、最適なタイミングでマツエクを楽しみましょう。

国立琉球大学医学部医学科を卒業。国内大手美容クリニックなどで院長を歴任し、2024年アラジン美容クリニックに入職。
特にクマ取り治療では、年間症例数3,000件以上を誇るスペシャリストである。「嘘のない美容医療の実現へ」をモットーに、患者様の悩みに真剣に向き合う。
二重埋没のあとにマツエクはいつから可能?目安と判断軸
二重埋没の手術を終えて、鏡を見るたびに新しい自分の目元にワクワクしている方も多いのではないでしょうか。「せっかく二重になったんだから、早くマツエクもつけて完璧な目元にしたい!」という気持ちは本当によくわかります。
しかし、術後のまぶたはとてもデリケートな状態。適切なタイミングを見極めることが、美しい二重ラインを長持ちさせる秘訣なのです。ここでは、マツエク再開の目安と判断基準について、医学的な観点から詳しく解説していきます。
再開まで推奨される期間は?
二重埋没後のマツエク再開時期について、多くの美容クリニックでは「術後1ヶ月程度」を推奨しています。これは、まぶたの腫れや内出血が完全に引き、埋没糸が安定するまでの期間を考慮した目安です。
術後1週間程度で腫れは大幅に改善しますが、実はまぶたの内部では、まだ糸が組織に馴染む過程が続いています。この時期に無理な刺激を加えると、せっかくの二重ラインが緩んだり、左右差が生じたりする可能性があります。
特にマツエクの施術では、まぶたを引っ張ったり、長時間目を閉じた状態を保つ必要があるため、術後早期の施術は避けるべきでしょう。
また、個人差もありますが、完全に自然な状態に戻るまでには2〜3ヶ月かかることもあります。大切なのは、見た目の腫れだけでなく、触った時の違和感や痛みがないかどうかを確認することです。
条件付きで早期も可能?
「どうしても早くマツエクをつけたい」という場合、条件次第では術後2〜3週間での施術も可能なケースがあります。ただし、これには必ず担当医の許可と、いくつかの条件をクリアする必要があります。
早期施術が検討できる条件として、まず腫れや内出血が完全に引いていること、まぶたに痛みや違和感がないこと、そして二重ラインが安定していることが挙げられます。さらに、使用するグルーは低刺激タイプを選び、施術前にはパッチテストを行うことが必須です。
マツエクサロンでの施術時間も通常より短めに設定し、まぶたへの負担を最小限に抑える工夫が必要です。また、つけるエクステの本数や長さ、太さも控えめにすることで、まぶたへの重さによる負担を軽減できます。早期施術を希望する場合は、必ず美容クリニックとマツエクサロンの両方に相談し、慎重に判断することが大切です。
術式別の回復時間|挙筋法と瞼板法
二重埋没には主に「挙筋法」と「瞼板法」という2つの術式があり、それぞれ回復期間に違いがあります。この違いを理解することで、より適切なマツエク再開時期を判断できるようになります。
術式 | 特徴 | 回復期間の目安 | マツエク再開時期 |
---|---|---|---|
挙筋法 | 眼瞼挙筋に糸を通す方法 自然な仕上がり |
腫れ:1〜2週間 完全回復:1〜2ヶ月 |
術後4〜6週間 |
瞼板法 | 瞼板に糸を固定する方法 持続性が高い |
腫れ:1週間程度 完全回復:3〜4週間 |
術後3〜4週間 |
挙筋法は、より深い部分に糸を通すため、瞼板法と比較してやや回復に時間がかかる傾向があります。一方、瞼板法は比較的浅い層での施術となるため、腫れも少なく回復も早いのが特徴です。
ただし、これらはあくまで一般的な目安であり、個人の体質や術後のケア方法によって大きく異なることを理解しておきましょう。
どちらの術式を選択した場合でも、マツエク再開の判断は見た目だけでなく、まぶたの状態を総合的に評価することが重要です。焦らず、じっくりと回復を待つことが、長く美しい目元を保つ秘訣といえるでしょう。
二重埋没後すぐにマツエクは危険?まぶたへの負担とリスクを正しく理解しよう
前章では、二重埋没後のマツエク再開時期について詳しくお伝えしました。「1ヶ月も待つなんて長すぎる…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、この期間には医学的にしっかりとした理由があるのです。
術後すぐのまぶたは、見た目以上にデリケートで、わずかな刺激でも思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。ここでは、早期にマツエクをすることで起こりうるリスクについて、具体的に解説していきます。正しい知識を身につけることで、安全で美しい目元を手に入れましょう。
ラインが緩むリスクとは?
二重埋没の手術では、まぶたの内部に医療用の極細糸を通して二重ラインを作ります。この糸は時間をかけて周囲の組織と一体化していきますが、術後早期はまだ不安定な状態です。マツエクの施術では、まぶたを引っ張ったり、テープで固定したりする作業が必要になりますが、これらの物理的な刺激が埋没糸に影響を与える可能性があります。
特に危険なのは、マツエクの施術中にまぶたを上下に開く動作です。施術者は細かい作業をするために、まぶたを指やツールで固定しますが、この際に埋没糸に負荷がかかることがあります。糸が緩んでしまうと、せっかくの二重ラインが浅くなったり、最悪の場合は完全に元に戻ってしまうこともあるのです。
また、マツエク自体の重さも無視できません。1本1本は軽いエクステでも、100本以上つけるとまぶたには相当な負担がかかります。術後の敏感な時期にこの重さが加わることで、埋没糸の固定が不安定になり、左右差が生じたり、ラインが崩れたりするリスクが高まります。
美しい二重ラインを長く保つためにも、十分な回復期間を設けることが大切なのです。
かぶれや炎症の可能性
二重埋没後のまぶたは、通常時と比べて格段に敏感になっています。手術による微細なダメージが残っている状態で、さらにマツエクのグルー(接着剤)による刺激が加わると、かぶれや炎症を引き起こすリスクが高まります。
マツエクのグルーには、シアノアクリレートという成分が含まれており、これが硬化する際に微量のホルムアルデヒドを発生させます。健康な状態のまぶたであれば問題ない程度の刺激でも、術後の敏感な皮膚には強い刺激となり、赤み、かゆみ、腫れなどのアレルギー反応を引き起こすことがあります。
さらに深刻なのは、炎症が埋没糸の周囲にまで及んだ場合です。糸の周りで炎症が起こると、組織の癒着が妨げられ、二重ラインの定着に悪影響を与えます。
また、炎症による腫れが長引くと、左右の目の回復に差が生じ、仕上がりの左右差につながることもあります。術後は皮膚のバリア機能も低下しているため、普段は大丈夫な刺激でも思わぬトラブルの原因となることを理解しておきましょう。
低刺激グルーとパッチテストの必要性
どうしても早期にマツエクをつけたい場合は、必ず低刺激タイプのグルーを使用し、事前のパッチテストを行うことが重要です。低刺激グルーは、通常のグルーと比べてホルムアルデヒドの発生量が少なく、敏感な肌への負担を軽減できます。
グルーの種類 | 刺激レベル | 持続期間 | 術後使用の推奨時期 |
---|---|---|---|
通常グルー | 中〜強 | 4〜6週間 | 術後2ヶ月以降 |
低刺激グルー | 弱 | 3〜4週間 | 術後1ヶ月以降(医師の許可必要) |
医療用グルー | 極弱 | 2〜3週間 | 術後3週間以降(条件付き) |
パッチテストは、本格的な施術の48時間前に行うのが理想的です。まぶたの端に少量のグルーをつけて、赤みやかゆみなどの反応がないか確認します。また、施術当日も、最初は少ない本数から始めて、徐々に本数を増やしていくという慎重なアプローチが必要です。
マツエクサロンを選ぶ際は、低刺激グルーの取り扱いがあり、術後の施術経験が豊富なサロンを選ぶことをおすすめします。安全性を最優先に考え、美しさと健康の両立を目指しましょう。
マツエクサロンには整形歴を伝えるべき?安全な施術のために必要なこと
ここまで、二重埋没後のマツエク再開時期やリスクについて詳しく見てきました。さて、いよいよマツエクサロンに行く時期が来たとき、多くの方が悩むのが「二重埋没のことを伝えるべきか」という問題です。
「恥ずかしい」「プライベートなことだから言いたくない」という気持ちは当然のことでしょう。しかし、あなたの大切な目元を守るためには、この情報共有がとても重要な意味を持っています。
ここでは、なぜ伝えるべきなのか、どのように伝えればよいのかを解説していきます。
情報共有の必要性?術後のまぶたは敏感な状態
二重埋没の手術歴をマツエクサロンに伝えることは、単なる情報共有以上の意味があります。前章でもお伝えしたように、術後のまぶたは見た目には回復していても、内部ではまだデリケートな状態が続いています。この情報を施術者が知っているかどうかで、施術の安全性は大きく変わってくるのです。
プロのアイリストは、通常の施術でも細心の注意を払っていますが、術後のまぶたに対してはさらに慎重な対応が必要です。例えば、まぶたを引っ張る力加減、テープの貼り方、グルーの種類や量の調整など、すべての工程において特別な配慮が求められます。
情報を伝えずに施術を受けると、アイリストは通常通りの施術を行ってしまい、知らず知らずのうちにまぶたに負担をかけてしまう可能性があります。
また、万が一施術中や施術後にトラブルが起きた場合、術後であることを知らないアイリストは適切な対処ができません。赤みや腫れが出た際、それが通常のアレルギー反応なのか、術後特有の反応なのかを判断することができないのです。あなたの安全のためにも、正直に情報を共有することが大切です。
伝えることで得られるメリット
二重埋没の手術歴を伝えることで得られるメリットは、想像以上に大きいものです。まず最も重要なのは、施術内容を術後の状態に合わせてカスタマイズしてもらえることです。経験豊富なアイリストであれば、術後専用の施術プランを提案してくれるでしょう。
通常の施術 | 術後に配慮した施術 | 期待できる効果 |
---|---|---|
標準的なグルー使用 | 低刺激・医療用グルー使用 | かぶれ・炎症リスクの軽減 |
通常の施術時間(60〜90分) | 短時間施術(45〜60分) | まぶたへの負担軽減 |
希望通りの本数・デザイン | 軽めのデザイン提案 | 二重ラインの保護 |
通常のアフターケア | 術後専用のケア指導 | トラブル予防・早期発見 |
さらに、施術後のフォローアップも手厚くなります。術後の経過を知っているアイリストは、通常よりも注意深く観察し、少しでも異常があれば早期に対処してくれます。また、次回の来店時期やメンテナンス方法についても、術後の状態を考慮したアドバイスをもらえるでしょう。
心理的な面でも、隠し事をしているという罪悪感から解放され、リラックスして施術を受けられるというメリットがあります。安心感は施術の成功にもつながる重要な要素です。
恥ずかしさを感じずに説明するコツ
二重埋没の手術を受けたことを他人に話すのは、確かに勇気がいることかもしれません。しかし、プロのアイリストにとって、お客様の美容施術歴は大切な医療情報の一つです。恥ずかしがる必要は全くありません。
伝え方のコツとしては、まず予約時や問診票への記入時に、さりげなく情報を伝えることから始めましょう。「実は○ヶ月前に二重埋没の手術を受けたのですが、マツエクをつけても大丈夫でしょうか?」という具合に、相談ベースで話を切り出すと自然です。多くのサロンでは、カウンセリングシートに美容施術歴を記入する欄があるので、そこに記載するだけでも十分です。
また、具体的に伝えるべき情報を整理しておくと、スムーズに説明できます。「いつ手術を受けたか」「どこのクリニックか(言える範囲で)」「現在の回復状況」「医師からの注意事項」などをメモしておくとよいでしょう。専門用語を使う必要はなく、自分の言葉で率直に伝えれば大丈夫です。
最後に覚えておいていただきたいのは、美容に関する選択は個人の自由であり、誰もが美しくなる権利を持っているということです。二重埋没もマツエクも、あなたがより美しく、自信を持って生きるための手段です。堂々と、そして安全に、理想の目元を手に入れましょう。
二重埋没・マツエク・まつげパーマなどの順番を間違えないためには?
ここまで、二重埋没後のマツエクについて、適切な時期やリスク、そしてサロンでの伝え方まで詳しく解説してきました。しかし、目元の美容施術はマツエクだけではありません。まつげパーマやラッシュリフトなど、様々な選択肢がある中で、「どの順番で施術を受ければいいの?」と悩む方も多いはずです。
実は、施術の順番を間違えると、せっかくの美容効果が半減したり、思わぬトラブルにつながったりすることがあります。ここでは、二重埋没を中心とした目元美容の最適な順番について、プロの視点からアドバイスをお届けします。
よくある順番ミス?先にマツエク・まつパをするとどうなる?
美容施術の順番で最もよくあるミスが、マツエクやまつげパーマをつけた状態で二重埋没の手術を受けてしまうケースです。「せっかくマツエクをつけたばかりなのに、外すのはもったいない」という気持ちはよくわかりますが、これは大きなリスクを伴う選択なのです。
まず、手術前の消毒や洗浄の際に、マツエクやまつげパーマは施術の妨げになります。手術では目元を徹底的に消毒する必要がありますが、エクステや薬剤が残っていると、十分な消毒ができません。
これにより、感染症のリスクが高まる可能性があります。多くのクリニックでは、手術前にマツエクを完全に除去することを求められるでしょう。
また、まつげパーマの薬剤が残っている状態での手術も危険です。パーマ液に含まれる化学成分が、手術部位の治癒過程に悪影響を与える可能性があります。さらに、カールしたまつげが手術の視野を妨げ、正確な施術が困難になることもあります。
手術後の回復期間中も、既についているマツエクやパーマは問題を引き起こします。腫れや内出血がある時期に、重いエクステがついていると、まぶたへの負担が増大します。
また、洗顔や目薬の使用が制限される中で、エクステのメンテナンスは事実上不可能となり、衛生面でも大きな問題となるでしょう。
正しい順番で!回復を優先した美容計画
理想的な目元を手に入れるためには、計画的な美容スケジュールを立てることが重要です。まず大前提として、すべての土台となる二重埋没の手術を最優先に考えましょう。その後の美容施術は、十分な回復期間を設けてから行うのが鉄則です。
時期 | 推奨される施術 | 注意点 |
---|---|---|
手術前2週間 | すべての目元施術を中止 | マツエク・まつパを完全除去 |
手術当日〜2週間 | 安静期間(施術なし) | 腫れ・内出血のケアに専念 |
術後3〜4週間 | 軽いアイメイク可 | まだマツエク・まつパは控える |
術後1ヶ月〜 | マツエク(条件付き) | 低刺激グルー使用・本数控えめ |
術後2ヶ月〜 | まつげパーマ・通常マツエク | 完全回復を確認してから |
この順番を守ることで、それぞれの施術効果を最大限に引き出すことができます。二重埋没で理想的なラインを作り、十分に定着させてから、マツエクやまつげパーマで目元をさらに華やかに演出するなどの流れが、最も安全で効果的な美容設計といえるでしょう。
また、長期的な視点で考えることも大切です。例えば、結婚式や大切なイベントがある場合は、逆算して計画を立てましょう。イベントの3ヶ月前に二重埋没を行い、1ヶ月前にマツエクをつけるといったスケジュールなら、当日は完璧な目元で臨めるはずです。
美容施術は、あなたの魅力を最大限に引き出すための手段です。焦らず、計画的に、そして安全を第一に考えて進めていくことで、理想の目元を手に入れることができるでしょう。
まとめ
二重埋没後のマツエクは、基本的に術後1ヶ月程度の期間を空けることが推奨されています。術式や個人差によって回復期間は異なりますが、まぶたへの負担を最小限に抑え、せっかくの二重ラインを長持ちさせるためにも、焦らず適切な時期を待つことが大切です。
どうしても早期にマツエクをしたい場合は、必ず担当医に相談し、低刺激グルーの使用やパッチテストを行うなど、安全対策を徹底しましょう。また、マツエクサロンには二重埋没の施術歴を正直に伝えることで、より安全で適切な施術を受けることができます。
美容施術の順番を計画的に組み立てることで、理想の目元を安全に、そして効果的に実現できるはずです。あなたの美しい二重まぶたとマツエクが、長く素敵に保たれることを願っています。
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