「最近、鏡を見るたびに眉間のシワが気になる…」「エラが張っていて顔が大きく見えるのが悩み…」そんな風に感じていませんか?美容医療で人気のボトックスは、シワ改善のイメージが強いかもしれませんが、実は打つ場所によって、小顔効果、ガミースマイルの改善、肩こりの緩和まで、驚くほど多彩な効果が期待できる治療法です。
しかし、その効果を最大限に引き出すためには、あなたの悩みに合わせて「どこに打つか」という注入部位の見極めが最も重要になります。もし部位の選択を誤れば、効果が出ないどころか、表情が不自然になってしまう可能性も。
ここでは、ボトックスで後悔しないために、あなたのお悩みを解決する最適な注入部位を専門家の視点から徹底解説します。部位ごとの効果や持続期間、費用の目安はもちろん、失敗しないためのクリニック選びの秘訣まで網羅。
これを読めば、ボトックスに関する全ての疑問が解消し、理想の自分に近づくための確かな一歩を踏み出せるはずです。

国立琉球大学医学部医学科を卒業。国内大手美容クリニックなどで院長を歴任し、2024年アラジン美容クリニックに入職。
特にクマ取り治療では、年間症例数3,000件以上を誇るスペシャリストである。「嘘のない美容医療の実現へ」をモットーに、患者様の悩みに真剣に向き合う。
そもそもボトックスとは?シワ改善以外にもある多様な効果の仕組み
「ボトックス」という言葉はよく耳にするけれど、一体どんなもので、なぜ効くのか、実はよく知らない…。そんな方も多いのではないでしょうか。
多くの方が「シワ取り注射」と漠然と認識しているボトックスですが、その正体と作用の仕組みを深く知れば、なぜ小顔効果から肩こり改善まで、これほど多様な悩みに応えられるのかがクリアに見えてきます。
これからあなたが「ボトックスをどこに打つか」を考える上で、この基本を理解しておくことは、後悔しない治療選びのための羅針盤となるはずです。その不思議な力と、私たちが大切にする安全性の秘密を、ここでじっくりと解き明していきます。
ボトックスの正体は天然のたんぱく質
「ボトックスって、食中毒の原因菌のこと?」というご不安を耳にすることがありますが、それは全くの誤解です。まずご安心いただきたいのは、美容医療で用いるボトックス製剤は、ボツリヌス菌そのものを注射するわけでは決してない、ということです。
ボトックスの有効成分は、ボツリヌス菌が作り出す「A型ボツリヌストキシン」という種類の天然たんぱく質。これを医療用に、治療に必要なごく微量に調整し、厳格な品質管理のもとで精製した安全な薬剤です。
では、このたんぱく質がどのように作用するのでしょうか。
私たちの脳が「眉をひそめる」といった命令を出すと、神経の末端から「アセチルコリン」という神経伝達物質が放出され、それを受け取った筋肉が収縮します。ボトックスは、このアセチルコリンの放出を一時的に抑制する働きを持っています。
例えるなら、筋肉へとつながる情報の蛇口を少しの間だけ、優しくキュッと閉めてあげるイメージです。これにより、脳からの「動け」という過剰な命令が伝わりにくくなり、筋肉の緊張が自然とほどけ、リラックスした状態になるのです。
この作用は永続的なものではなく、3〜4ヶ月ほどでゆっくりと元の状態に戻っていくため、定期的な治療で効果を維持していくのが一般的です。
そして、安全性について語る上で欠かせないのが、日本国内で唯一、厚生労働省が「眉間の表情ジワ」と「目尻の表情ジワ」の治療において、その品質・有効性・安全性を公式に承認しているアラガン・ジャパン社の「ボトックスビスタ®」の存在です。厳しい基準をクリアした承認薬を使用しているかどうかは、信頼できるクリニックを見極める上で非常に重要な指標と言えるでしょう。
なぜ様々な悩みに効果があるのか?
前の項目で解説した「筋肉の働きを一時的にリラックスさせる」という、とてもシンプルな作用。実はこの一つの作用が、ボトックスをどこに打つかによって、驚くほど多様な美容効果を生み出す秘密なのです。その応用範囲は、大きく3つのカテゴリーに分けられます。
①筋肉の緊張を和らげる「表情ジワ改善」
眉間のシワ、おでこの横ジワ、目尻のカラスの足跡…。これらはすべて、長年の表情のクセによって、無意識に特定の筋肉が過剰に収縮し続けることで刻まれていきます。
ボトックスは、このシワの原因となる筋肉に直接アプローチし、その緊張を優しくリセット。すでに刻まれてしまったシワを目立たなくするだけでなく、将来のシワを予防する効果も期待できます。
②過剰な発達を抑える「ボリュームダウン(小顔・痩身)」
筋肉は、使えば使うほど発達し、大きくなります。例えば、食事の際の噛み癖や、無意識の食いしばりなどでエラの「咬筋(こうきん)」が過剰に発達すると、顔が大きく見えてしまいます。
ここにボトックスを打つことで咬筋の働きを弱めると、使われなくなった筋肉は徐々に小さく(これを廃用性萎縮と言います)なり、シャープなフェイスラインが生まれます。この原理は、肩の「僧帽筋(そうぼうきん)」に打って華奢な首筋に見せたりする施術にも応用されます。
③過剰な働きを抑制する「機能改善」
ボトックスの効果は、見た目の美しさだけにとどまりません。例えば、笑った時に歯茎が大きく見えてしまう「ガミースマイル」は、上唇を引き上げる筋肉が強すぎることが一因です。
この筋肉の働きをボトックスで適度にコントロールすることで、品のある笑顔を作ることができます。また、エラの筋肉を緩めることは、つらい歯ぎしりや食いしばりの症状緩和にも繋がります。
さらに、アセチルコリンは汗腺の活動にも関わっているため、脇や手のひらに注入することで過剰な発汗を抑える多汗症治療としても用いられ、脇汗の治療では保険適用となる場合もあります。
このように、解決したい悩みの原因となっている筋肉や器官の働きを正確に見極め、適切な場所に注入すること。つまり「ボトックスをどこに打つか」をミリ単位でデザインすることで、あなたのコンプレックスにオーダーメイドで応えることができるのです。
ボトックスはどこに打つ?部位別の効果・持続期間・単位を紹介!
ボトックスが持つ「筋肉をリラックスさせる」という力が、様々な悩みに応用できることをご理解いただけたかと思います。ここからは、いよいよ本題です。「私のこの悩みを解決するには、ボトックスをどこに打つのが正解なの?」その疑問に、具体的にお答えしていきましょう。
ここでは、お悩み別に最適な注入部位、期待できる効果から費用の目安までを網羅的にご紹介します。まずは全体像が掴めるように、比較表をご用意しました。ご自身の悩みがどの部位に当てはまるのか、探しながら読み進めてみてください。きっと、あなたにぴったりの治療法が見つかるはずです。
ボトックス注入部位 お悩み別比較一覧表
お悩み | 施術部位 | 期待できる効果 | 持続期間の目安 | ダウンタイム | 単位数の目安 |
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【顔のシワ・印象改善】 | |||||
眉間のシワ・不機嫌顔 | 眉間(皺眉筋) | 険しい表情の改善、優しい印象に | 3~4ヶ月 | ほぼ無し | 10~20単位 |
おでこの横ジワ | 額(前頭筋) | シワの改善、若々しい印象に | 3~4ヶ月 | 軽度の内出血 | 10~20単位 |
目の周りの小ジワ(カラスの足跡) | 目尻(眼輪筋) | 笑いジワの改善、自然な笑顔に | 3~4ヶ月 | 軽度の内出血 | 10~20単位 |
目の下の小ジワ・たるみ | 目の下(眼輪筋) | ハリのある目元、疲れた印象の改善 | 3ヶ月前後 | 軽度の内出血 | 5~10単位 |
【顔のパーツ・輪郭】 | |||||
歯茎が見える笑顔(ガミースマイル) | 上唇挙筋群 | 笑顔の印象改善、上品な口元に | 3~4ヶ月 | ほぼ無し | 4~8単位 |
小鼻の広がり | 小鼻(鼻翼) | 笑った時の鼻の広がりを抑制 | 3~4ヶ月 | ほぼ無し | 4~8単位 |
口角が下がっている | 口角下制筋 | 口角を上げ、明るい印象に | 3~4ヶ月 | ほぼ無し | 4~8単位 |
人中を短く見せたい | 人中(口輪筋) | 唇が上向きになり、人中短縮効果 | 3ヶ月前後 | ほぼ無し | 2~4単位 |
エラの張り・食いしばり | エラ(咬筋) | 小顔効果、歯ぎしり・食いしばりの緩和 | 4~6ヶ月 | ほぼ無し | 40~60単位 |
唾液腺の腫れ | 唾液腺(耳下腺・顎下腺) | フェイスラインをシャープに | 4~6ヶ月 | ほぼ無し | 30~50単位 |
【ボディの悩み】 | |||||
肩こり・いかつい肩 | 肩(僧帽筋) | 肩こり緩和、首を長く見せ、華奢な肩に | 4~6ヶ月 | 筋肉痛のようなだるさ | 80~200単位 |
単位数や持続期間はあくまで一般的な目安です。使用する製剤(アラガン社製など)や個人差、クリニックの方針によって異なりますので、必ずカウンセリングでご確認ください。
【顔のシワ・印象改善】に効果的なボトックス注入部位
年齢とともに気になり始める顔のシワは、ボトックスが最も得意とする分野の一つです。無意識の表情のクセが刻み込まれる前に、または気になり始めたタイミングでケアすることで、若々しく、そして何より優しく穏やかな印象をキープすることができます。
なお、どの部位のボトックス注射も、効果は施術後2~3日から徐々に現れ始め、2週間程度で安定するのが一般的です。
眉間
スマートフォンを見ている時や考え事をしている時、つい眉間に力が入り、「怒っているの?」と聞かれた経験はありませんか?このシワは「皺眉筋(しゅうびきん)」という筋肉の働きによるもの。ここにボトックスを打つことで、険しい表情が和らぎ、自分ではコントロールしにくいシワを改善します。
額(おでこ)
目を見開くクセなどで額に刻まれる横ジワは、老けた印象を与えがちです。原因となる「前頭筋(ぜんとうきん)」の働きを緩めることで、滑らかで若々しい額を目指します。ただし、この部位は効きすぎると眉が下がったり、目が重く感じたりすることがあるため、医師の繊細な技術と注入量の調整が非常に重要になります。
目尻
「カラスの足跡」とも呼ばれる笑いジワは、親しみやすい印象を与える一方で、深く刻まれると年齢を感じさせる原因にも。目の周りを囲む「眼輪筋(がんりんきん)」の動きを少しだけ抑えることで、笑顔の魅力を損なうことなく、目元の小ジワだけを効果的に改善します。
目の下
目の下のちりめんジワや笑った時に寄る細かなシワは、疲れた印象を与えてしまいます。「眼輪筋」への少量注入で、これらの小ジワを改善し、ハリのある目元を目指します。皮膚のたるみそのものを解消する治療ではありませんが、細かなシワが改善されることで若々しい目元の印象に繋がります。
【顔のパーツ・輪郭】の悩みを解消するボトックス注入部位
ボトックスの応用範囲はシワだけに留まりません。顔の特定の筋肉の働きをコントロールすることで、パーツのバランスを整えたり、フェイスラインをすっきりとシャープに見せたりすることが可能です。
エラ(咬筋)
エラが張って見える原因が、骨格だけでなく「咬筋(こうきん)」という噛むための筋肉の発達にある場合、ボトックスは劇的な効果を発揮します。過剰に発達した咬筋をリラックスさせ、ボリュームダウンさせることで、すっきりとした小顔効果が期待できます。
また、つらい歯ぎしりや食いしばりの症状を緩和する目的で施術を受ける方も多くいらっしゃいます。効果を実感するまでに1ヶ月ほどかかりますが、持続期間が比較的長いのも特徴です。
ガミースマイル
笑った時に上唇が上がりすぎて、歯茎が見えてしまうのがお悩みの方へ。これは上唇を引き上げる筋肉が強いことが原因の一つ。この筋肉に少量ボトックスを注入し、唇の上がり方をマイルドにすることで、上品で魅力的な笑顔へと導きます。
口角
不機嫌に見られがちな下がった口角は、「口角下制筋(こうかくかせいきん)」という筋肉が下に引っ張る力が強いことで起こります。この筋肉の働きを弱めることで、対になる口角を上げる筋肉の力が優位になり、自然にキュッと上がった明るい表情を作ります。
ただし、注入量を誤ると笑顔に左右差が出ることがあるため、繊細な技術が求められます。
【ボディの悩み】に応えるボトックス注入部位
ボトックスの効果は、顔だけでなくボディラインの形成や、慢性的な身体の不調にも及びます。特に肩への施術は、美容と機能改善の両面から近年非常に人気が高まっています。
首から肩、背中にかけて広がる「僧帽筋(そうぼうきん)」が発達すると、首が短く見えたり、肩のラインがたくましく見えたりする原因に。ここにボトックスを注入することで、筋肉の緊張を和らげ、首を長く、肩のラインを滑らかに見せる効果が期待できます。
ウエディングドレスやオフショルダーの服を美しく着こなしたい方にもおすすめです。さらに、この僧帽筋の緊張は慢性的な肩こりの大きな原因でもあるため、つらい肩こりの緩和を目的として施術を受ける方も少なくありません。施術後、一時的に筋肉痛のようなだるさを感じることがあります。
ボトックスを受ける前に知っておきたい注意点とリスク!
ここまでボトックスが持つ多彩な効果や、ご自身の悩みに「どこに打つべきか」が見えてきたことで、期待が大きく膨らんでいることと思います。しかし、どのような医療行為にも、メリットだけでなく注意すべき点やリスクが存在します。
施術を受けてから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、そして何より、あなたが安心して最高の効果を得るために。ここでは、事前にしっかりと知っておいていただきたい「守りの知識」について、正直に、そして丁寧にご説明します。
副作用・ダウンタイムについて
ボトックス注射はメスを使わない「プチ整形」とも呼ばれ、ダウンタイムが非常に短いのが大きな魅力ですが、ゼロというわけではありません。
多くの場合、日常生活に支障のない軽微なものですが、どのようなことが起こりうるのかを知っておきましょう。
一般的な副作用
注射という行為に伴う、比較的起こりやすい症状です。
- 内出血・赤み・腫れ・痛み:注射針を刺した箇所に、小さな内出血や赤み、腫れ、ズーンとした痛みが出ることがあります。ほとんどの場合、数日~1週間程度で自然に消えていき、メイクで隠せる程度です。
- 頭痛:額や眉間など、顔の上部に注射した場合に、一時的に頭痛や重さを感じることがありますが、通常は数日で治まります。
稀に起こりうるリスク
こちらは頻度としては稀ですが、ボトックス特有のリスクとして挙げられます。
表情の不自然さ・違和感: 薬剤が効きすぎたり、意図しない筋肉にまで作用が及んだりした場合に、「笑顔が引きつる」「眉が上がりすぎる」「目が重く感じる(眉毛下垂・眼瞼下垂)」といった不自然さが生じることがあります。
- 左右差:人の顔は元々左右非対称ですが、注入量や位置のズレによって、施術後に左右のバランスが崩れて見えることがあります。
- 効果の過不足:期待したほどの効果が出なかったり、逆に効きすぎてしまったりするケースです。
これらのリスクは、注入する部位・深さ・量のわずかな違いによって起こり得ます。だからこそ、筋肉や神経の走行といった解剖学を深く理解し、あなたの表情のクセまで見抜いてくれる経験豊富な医師を選ぶことが、何よりも重要なのです。
施術を受けられないケースとは?
ボトックスは多くの人にとって安全な治療ですが、安全性を最優先するため、下記に該当する方は施術をお受けいただくことができません。ご自身の健康と安全のため、カウンセリング時には正確な情報をお伝えください。
- 妊娠中・授乳中、または妊娠の可能性がある方
⇒胎児や乳児に対する安全性が確立されていないため - 過去にボツリヌストキシン製剤でアレルギー反応(発疹、蕁疹など)が出たことがある方
- 全身性の神経筋接合部の疾患をお持ちの方
⇒例:重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症(ALS)など、症状が悪化する可能性があります。 - 治療中の疾患があり、特定のお薬を服用中の方
⇒特に筋弛緩作用のある薬剤を服用中の方は、作用が増強される可能性があるため必ず申告が必要です - 【重要】施術後、定められた期間の避妊ができない方
⇒女性は最終投与後2回の月経を経るまで、男性は最終投与後3ヶ月間の避妊が必要です。これは男女双方に求められる極めて重要な注意事項です - その他、医師が診察の上で施術が不適当と判断した場合
ご自身の体質や健康状態で少しでも不安な点があれば、どんな些細なことでもカウンセリングで医師にご相談ください。
効果を持続させるためのポイント!
せっかく受けたボトックスの効果を最大限に引き出し、長く維持するためには、施術後の過ごし方と、長期的な治療計画が大切になります。
施術後の過ごし方
注入した薬剤を目的の場所にしっかりとどめ、副作用のリスクを減らすために、以下の点にご注意ください。
- 施術部位を強くマッサージしたり、こすったりしない: 薬剤が周辺の意図しない筋肉へ広がり、表情の不自然さの原因となる可能性があるため、施術後1週間程度は避けてください。
- 血行を過度に促進する行為を控える: 施術当日は、長時間の入浴やサウナ、激しい運動、過度の飲酒は避け、シャワー程度に留めましょう。血行が良くなりすぎると、内出血や腫れが出やすくなることがあります。
長期的な視点での注意点「抗体産生」
あまり知られていませんが、ボトックスの効果を将来にわたって維持するために非常に重要なのが「抗体」の問題です。
ごく稀に、短期間に繰り返し多量のボトックスを注入することで、体がボトックスを”異物”と認識し、その効果を打ち消してしまう「抗体」を作り出してしまうことがあります。一度抗体ができてしまうと、その後ボトックスを打っても効果が出にくくなったり、持続期間が短くなったりする可能性があります。
この「抗体産生」のリスクを最小限に抑えるため、施術の間隔は最低でも3ヶ月以上あけることが世界的に推奨されています。効果が切れてきたからと焦ってすぐに次の施術を受けるのではなく、医師と相談の上、適切な間隔で治療を続けることが、長く効果を享受するための秘訣です。
失敗しないために!クリニック選びの3つのポイント
ボトックスの素晴らしい効果、そして安全な施術のために知っておくべき注意点。これまでの情報で、治療への理解は大きく深まったことと思います。では、副作用のリスクを限りなくゼロに近づけ、理想通りの結果を手に入れるために、最後に何が一番大切になるのでしょうか。
その答えは、「誰に、どこで施術を任せるか」、つまりクリニックと医師選びに他なりません。ボトックス治療の成否は、9割がここで決まると言っても過言ではないのです。
ここでは、数多あるクリニックの中から、本当に信頼でき、あなたの美のパートナーとなってくれる場所を見つけ出すための「3つの鍵」をご紹介します。
【ポイント1】解剖学を熟知した経験豊富な医師か
ボトックス注射は、ただシワに注射すれば良いという単純なものではありません。それは、顔の筋肉や神経が複雑に走行している地図を正確に読み解き、あなたの表情のクセや骨格に合わせて、注入する部位・深さ・量を0.1ミリ、0.1単位の精度で調整していく、まさにオーダーメイドの職人技です。
例えば、額のシワを気にするあまり、効かせすぎて目が開けにくくなってしまったり、口角を上げたいのに、笑顔が不自然になってしまったり…。こうした失敗は、施術者が顔の解剖学を深く理解していないことに起因します。どの筋肉がどの表情を作り、どの神経と繋がっているのか。この知識なくして、自然で美しい仕上がりは決して望めません。
では、どうすればそのような医師を見極められるのでしょうか。以下の点をチェックしてみてください。
- 経歴や専門資格:医師の経歴の中に、形成外科や皮膚科での十分な経験があるか。(皮膚や筋肉の構造を熟知しているため)、日本形成外科学会や日本皮膚科学会などの「専門医」資格は、一つの確かな指標となります。
- 症例実績の豊富さ:クリニックの公式サイトやSNSで、ボトックスの症例写真が数多く公開されているかを確認しましょう。写真の仕上がりがご自身の好みと合っているかも大切なポイントです。
- 専門的な知見:ボトックスビスタ®の製造販売元であるアラガン社は、製品に関する講習や実技セミナーを定期的に開催しています。こうした公式なトレーニングを受けた医師、あるいは同社が定める「BOTOX VISTA® 認定医」であるかも、判断材料の一つになります。
大切なあなたの顔を任せるのですから、医師の技術力と経験は徹底的にこだわりましょう。
【ポイント2】厚生労働省承認の製剤を使用しているか
医師の腕前が最高級のフレンチシェフだとしても、使う食材が良質でなければ最高の料理は作れません。ボトックス治療も同じで、「何を使うか」、つまり製剤の品質が結果を大きく左右します。
ここでも何度か触れてきましたが、日本国内で唯一、厚生労働省が品質・有効性・安全性を承認しているA型ボツリヌストキシン製剤が「ボトックスビスタ®」です。承認薬を選ぶメリットは計り知れません。
- 徹底された品質管理:日本の厳しい基準のもとで製造・輸送・保管されており、品質が安定しています。
- 日本人への有効性:日本人を対象とした臨床試験で、その効果と安全性がしっかりと確認されています。
- 万が一の際の救済制度:公的な「医薬品副作用被害救済制度」の対象となるため、もしもの時も安心です(未承認薬は対象外です)。
一方で、価格だけでクリニックを選ぶことは、ご自身の体を不必要なリスクに晒すことになりかねません。カウンセリングでは、使用する製剤を確認しましょう。
【ポイント3】カウンセリングが丁寧でリスク説明をしっかりしてくれるか
優れた技術を持つ医師が、高品質な薬剤を用意していても、あなたとその医師との間に信頼関係がなければ、満足のいく治療は生まれません。その信頼関係を築くための第一歩が、カウンセリングです。
良いカウンセリングとは、単なる施術の説明ではありません。それは、あなたという一人の人間と、医師が真摯に向き合う時間です。以下のポイントを心に留めて、カウンセリングに臨んでみてください。
あなたの話をじっくり聞いてくれるか
流れ作業のように話を進めるのではなく、あなたの悩みやコンプレックス、そして「どうなりたいか」という理想を、親身になってヒアリングしてくれるでしょうか。
メリットだけでなく、リスクも正直に話してくれるか
良いことばかりを並べ立てるのではなく、前のセクションで解説したような副作用や、起こりうるデメリットについても、誠実に説明してくれる医師こそ信頼できます。
あなたに合った最適なプランを提案してくれるか
一つの治療法を押し付けるのではなく、あなたの骨格や肌の状態、ライフスタイルを考慮した上で、最善の選択肢を一緒に考えてくれるでしょうか。
どんな質問にも分かりやすく答えてくれるか
あなたが抱く些細な疑問や不安にも、専門用語を避け、丁寧に答えてくれるでしょうか。
もし少しでも「流れ作業だな」「質問しづらいな」と感じたら、一度立ち止まる勇気も必要です。洋服を試着するように、複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討することも賢明な方法です。心から「この先生になら任せられる」と思える医師との出会いが、あなたの理想を叶える一番の近道なのです。
まとめ
ここでは、ボトックスを注入する部位ごとの効果の違いから、持続期間、費用、そして施術を受ける上での注意点まで詳しく解説してきました。
おでこや眉間のシワ改善はもちろん、エラをすっきりさせて小顔を目指したり、肩のラインを美しく整えたりと、ボトックスがいかに多様な悩みに応える治療法であるか、深くご理解いただけたことと思います。
重要なのは、これらの効果はすべて、適切な部位に、適切な量を、適切な深さへ注入する、医師の高度な技術があってこそ最大限に発揮されるということです。だからこそ、ボトックス治療で最も大切になるのが「クリニック・医師選び」に他なりません。
解剖学を熟知した経験豊富な医師が、安全性と品質の保証された厚生労働省承認の製剤を使用し、あなたの悩みに真摯に耳を傾けてくれるか。この3つのポイントを必ず押さえ、まずは信頼できるクリニックのカウンセリングで、あなたの理想を相談することから始めてみてください。
アラジン美容クリニック福岡院では、「ウソのない美容医療の実現」をモットーに、患者様お一人ひとりの美のお悩みに真摯に向き合い、最適な治療をご提案しております。無駄な施術を勧めることなく、症状の根本的な原因にアプローチし、患者様の理想を実現するお手伝いをいたします。
また、福岡院限定で提供している特別な施術コース「クマフル」は、目元のクマ治療に特化した定額プランをご用意しております。ハムラ法、脂肪注入、目の下の脂肪取りなど、複数の治療法を組み合わせ、患者様お一人ひとりに最適な治療を提供いたします。目元のクマにお悩みの方は、ぜひこの機会にご利用ください。
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