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ダイエット後の皮余りやたるみはなぜ起こる?原因と改善方法を解説!

ダイエットの努力が実を結び、目標体重を達成したとき、多くの方が鏡の前で複雑な表情を浮かべます。体重は減ったものの、お腹や二の腕の皮膚が余ってしまったり、顔がやつれて老けて見えたりする―このような「ダイエット後のたるみ」に直面する方は少なくありません。

薄着になる季節や、大切なイベントを控えた時期であればなおさら、せっかく手に入れた理想の体重が、思い描いていた姿とは異なることに戸惑いを感じるでしょう。実は、ダイエット後のたるみには、皮膚の構造変化や脂肪減少のスピード、さらには顔の骨格変化まで関わる複雑なメカニズムが存在します。

ここでは、医学研究に基づきながら、なぜダイエット後にたるみが発生するのか、そしてセルフケアから美容医療まで、段階に応じた改善アプローチを解説していきます。

 

 

ダイエット後のたるみ・皮余りはなぜ起こる?3つの医学的原因

ダイエットに成功して体重が減少したにもかかわらず、皮膚が余ってたるんでしまう現象は、単なる「皮膚の伸び」だけが原因ではありません。皮膚の収縮メカニズム、皮膚を支える繊維構造の損傷、そして顔に限っては骨格変化まで、複数の要因が複雑に絡み合って生じる現象です。

ここでは、医学研究に基づきながら、ダイエット後のたるみが発生する3つの主要なメカニズムを詳しく解説していきます。体のたるみと顔のたるみでは、実は異なるメカニズムが関わっていることも重要なポイントです。

この章のポイント
・皮膚の収縮は脂肪減少より遅く、急激なダイエットでたるみが発生
・コラーゲン・エラスチン繊維の損傷は自然修復が困難
・顔のたるみは皮膚・脂肪・骨格の3層が複合的に関与する現象

皮膚の収縮スピードが脂肪減少に追いつかない

皮膚には本来、体のサイズ変化に合わせて伸縮する生理的な機能が備わっています。体重が増えれば皮膚は伸び、減れば縮むという適応力です。しかし、この適応には一定の時間を要するため、急激に体重が減少すると、皮膚の収縮スピードがその変化に追いつかず、余剰が生じることがあります。

イメージとしては、パンパンに膨らんだ風船の空気を急に抜いた状態に近いでしょう。ゴムが縮みきれずにシワが残る現象と同様に、皮膚も急激な体積変化には対応しきれないのです。

たるみが生じやすい3つの条件

ダイエット後にたるみが生じやすいのは、主に以下の条件に当てはまる場合です。短期間での急激な体重減少があると、皮膚の再生サイクルが脂肪の減少スピードに追いつきません。1〜2ヶ月で5〜10kg以上痩せたようなケースでは、たるみが発生しやすくなる傾向があります。

長期間にわたる肥満状態が続いていた場合も、リスクが高まります。数年単位で皮膚が引き伸ばされた状態が続くと、皮膚の弾力成分であるコラーゲンやエラスチンが慢性的にダメージを受け、元に戻る力が低下してしまうためです。

さらに、加齢により皮膚の再生能力が低下している状態でダイエットを行うと、若い世代に比べて皮膚の収縮が遅れやすくなります。年齢とともにコラーゲンの生成量は減少し、皮膚のターンオーバーも緩やかになるためです。

推奨される減量ペース

減量ペースと皮膚のたるみの関係については、明確な数値基準を示した大規模研究は限られています。ただし、一般的には「1ヶ月あたり体重の5%未満」の緩やかな減量がたるみ予防に推奨されることが多いでしょう。

具体的には、体重60kgの方であれば月3kg未満、体重80kgの方であれば月4kg未満が目安となります。このペースであれば、皮膚が徐々に新しい体型に適応する時間を確保でき、たるみのリスクを抑えられる可能性があります。

ただし、個人差が非常に大きい領域であることも事実です。年齢、肥満期間、遺伝的要因、生活習慣などが複雑に影響するため、同じペースで減量しても結果は人それぞれ異なります。

コラーゲン・エラスチン繊維の構造的ダメージ

皮膚の弾力性を支えているのは、真皮層に存在するコラーゲンとエラスチンという2種類の繊維状タンパク質です。コラーゲンは皮膚の構造を支える「骨組み」のような役割を果たし、エラスチンは「バネ」のように伸縮性を担っています。

肥満状態が長期間続くと、これらの繊維が過度に引き伸ばされた状態が維持されます。その結果、繊維が損傷・変性し、元の収縮力を取り戻すことが難しくなるのです。

大幅減量後の皮膚構造変化

2015年にAesthetic Surgery Journal誌に発表されたAly氏らの研究では、大幅な減量を経験した患者の皮膚構造が詳しく分析されました。この研究によると、大量減量後の患者の皮膚では、コラーゲン繊維の密度と厚みが有意に低下しており、皮膚の物理的強度も弱くなっていることが報告されています。

さらに注目すべきは、エラスチン繊維の配列が完全に失われている部分も確認されたことです。通常であれば規則正しく配列しているエラスチン繊維が、断片化したり消失したりしている様子が観察されました。

エラスチンの再生困難性

特に問題となるのが、エラスチンの再生能力の低さです。エラスチンは成人後の生成量が非常に少なく、一度損傷すると自然修復が困難な繊維として知られています。

コラーゲンは適切な栄養摂取や生活習慣によってある程度の再生が期待できますが、エラスチンはそうはいきません。このため、表面的な保湿ケアだけでは根本的な改善が難しいという医学的背景があるのです。

長期間の肥満によってエラスチン繊維が損傷してしまうと、たとえゆっくりと減量しても、皮膚が元の弾力を取り戻すことは極めて困難になるでしょう。

【顔のたるみ特有】脂肪減少と骨格変化による複合的要因

お腹や二の腕などの体のたるみは、主に皮膚の余剰が原因です。一方、顔のたるみやつれには、皮膚以外の要因も複合的に関わっています。顔は体の他の部位とは異なる特殊な構造を持つため、ダイエットによる影響も複雑なのです。

顔のたるみに関係する3つの層

顔のたるみを理解するには、皮膚・脂肪・骨格という3つの層を区別して考える必要があります。以下の表で、それぞれの層がダイエットによってどのような影響を受けるかを整理しました。

ダイエットによる影響
皮膚 コラーゲン・エラスチンの劣化による弾力低下
脂肪 頬・こめかみなどの脂肪区画(コンパートメント)の萎縮
骨格 加齢による顔面骨の吸収(※ダイエット単独の影響ではない)

ダイエットによって脂肪が減少すると、頬やこめかみなどの脂肪組織が萎縮し、顔のボリュームが失われます。すると、その上に乗っている皮膚を支える「中身」が減るため、皮膚が余ってたるんで見えるのです。

さらに、加齢による骨格の変化も無視できません。顔の土台である骨が小さくなれば、その上の脂肪や皮膚を支える構造自体が縮小するため、より一層たるみが目立つようになります。

顔面骨の加齢変化

2011年にPlastic and Reconstructive Surgery誌に発表されたShaw氏らの研究では、加齢に伴う顔面骨の変化が3DCTスキャンによって詳細に分析されました。

この研究によると、加齢により眼窩(目の周りの骨)が拡大し、上顎骨・下顎骨が萎縮することが示されています。この変化は主に加齢と女性ホルモン(エストロゲン)の減少が原因ですが、極端な食事制限による栄養不足がこのプロセスを早める可能性も指摘されています。

つまり、顔のたるみは「皮膚を支える土台(骨・脂肪)が小さくなる」ことで、テントの布(皮膚)が余り、シワやたるみとして現れる複合的な現象なのです。特に頬がこけたり、顔がやつれて見えたりする場合は、皮膚だけでなく脂肪と骨格の変化が関わっている可能性が高いでしょう。

 

ダイエット後のたるみをセルフケアで改善できる範囲と期間

第1章で解説したように、ダイエット後のたるみには医学的なメカニズムが関わっています。では、セルフケアでどこまで改善が期待できるのでしょうか。

結論から言えば、軽度のたるみであれば、適切な筋力トレーニングと栄養摂取、そして時間をかけた皮膚の自然収縮によって、ある程度の改善が見込める場合があります。ただし、中度以上のたるみや、長期間経過しても変化が見られないケースでは、セルフケアだけでは限界があることも理解しておく必要があるでしょう。

ここでは、皮膚が自然に収縮するまでの期間の目安、筋トレと栄養摂取の具体的なアプローチ、そして現在のたるみの程度を客観的に把握するためのチェック方法を解説していきます。

この章のポイント
・皮膚の自然収縮には6ヶ月〜1年程度かかるが個人差が大きい
・筋トレで脂肪の代わりに筋肉を増やし、見た目の改善が期待できる
・タンパク質・ビタミンC・鉄・亜鉛など皮膚再生に必要な栄養素を意識的に摂取
・たるみの程度を客観的に把握し、適切なアプローチを選択する

皮膚の自然収縮には半年から1年程度の観察期間が必要

皮膚には体のサイズに合わせて収縮しようとする生理機能(リトラクション)が備わっています。ダイエット直後の状態だけを見て過度に悲観する必要はありませんが、「待てば必ず戻る」というわけでもないため、一定期間の経過観察が重要です。

回復の目安となる期間

減量終了後から約6ヶ月〜1年程度かけて、皮膚は徐々に新しい体型に馴染んでいきます。ただし、この期間には非常に大きな個人差があることを理解しておく必要があるでしょう。

年齢が若いほど、また肥満期間が短いほど、回復が早い傾向があります。20代〜30代前半の方で、肥満期間が数年程度であれば、比較的短期間での改善が期待できるかもしれません。一方、40代以降の方や、10年以上にわたって肥満状態が続いていた場合は、自然収縮に時間がかかる、あるいは完全には戻らない可能性も考えられます。

一部の形成外科医は「数週間から数ヶ月、場合によっては数年かかることもある」と指摘しています。1〜2年以上経過しても変化が見られない場合は、自然収縮の限界を迎えている可能性が高いと考えられるため、その時点で専門医への相談を検討するのが現実的でしょう。

観察期間中に心がけたいこと

この半年〜1年の観察期間は、ただ待つだけの時間ではありません。後述する筋力トレーニングや栄養摂取を継続しながら、皮膚の状態を定期的にチェックしていくことが大切です。

月に1回程度、同じ条件(同じ時間帯、同じ姿勢、同じ照明)で写真を撮影しておくと、微細な変化も客観的に把握しやすくなります。鏡で見る印象だけでは、日々の小さな変化に気づきにくいためです。

また、体重の急激な増減を避けることも重要です。せっかく皮膚が収縮し始めても、リバウンドによって再び引き伸ばされてしまえば、改善プロセスが台無しになってしまいます。

筋力トレーニングと栄養摂取による積極的アプローチ

自然な皮膚の収縮を待つだけでなく、積極的なセルフケアによって改善を後押しすることも可能です。ここでは、筋力トレーニングと栄養摂取という2つのアプローチに焦点を当てます。

筋トレが果たす役割

減少した脂肪のボリュームを筋肉で補うことで、皮膚の下に「張り」を作り、たるみを目立たなくする効果が期待できます。これは皮膚そのものを引き締めるわけではありませんが、見た目の改善には大きく寄与するでしょう。

お腹周りには、腹直筋と腹斜筋を鍛えるプランクやクランチが効果的です。プランクは体幹全体を強化し、姿勢改善にもつながります。クランチは腹直筋に集中的にアプローチできるため、お腹の引き締め感を得やすいでしょう。

二の腕のたるみには、上腕三頭筋を鍛えるトライセプスエクステンションが適しています。椅子に座った状態でダンベルやペットボトルを使って行える手軽さも魅力です。

太ももは、大腿四頭筋とハムストリングスを鍛えるスクワットが基本となります。スクワットは下半身全体の筋肉量を増やすことができ、基礎代謝の向上にも貢献するため、リバウンド予防の観点からも推奨されます。

筋トレの頻度は、週2〜3回程度を目安に、各部位に十分な休息を与えながら継続することが重要です。過度なトレーニングは筋肉の回復を妨げるため、適切な休息日を設けましょう。

皮膚の再生を支える栄養素

皮膚の健康維持と再生には、特定の栄養素が重要な役割を果たします。以下の表で、主要な栄養素とその役割、代表的な食品をまとめました。

栄養素 役割 主な食品
タンパク質 コラーゲンの原料となるアミノ酸を供給 肉・魚・卵・大豆製品
ビタミンC コラーゲン合成に必須の補酵素 柑橘類・パプリカ・ブロッコリー
鉄分 コラーゲン合成の補酵素として機能 レバー・赤身肉・ほうれん草
亜鉛 皮膚の新陳代謝を促進 牡蠣・牛肉・ナッツ類

特にタンパク質は、体重1kgあたり1.2〜1.6g程度の摂取が推奨されることが多いでしょう。体重60kgの方であれば、1日あたり72〜96g程度が目安となります。ダイエット中や直後は、カロリー制限によってタンパク質摂取が不足しがちなため、意識的に補う必要があります。

ビタミンCは水溶性ビタミンで体内に蓄積されにくいため、毎日の食事から継続的に摂取することが大切です。喫煙者やストレスの多い生活を送っている方は、より多くのビタミンCを消費する傾向があるため、特に注意が必要かもしれません。

避けるべきケア方法

良かれと思って行うケアが、かえって逆効果になる場合もあります。過度なマッサージは、デリケートになっている皮膚の支持組織(リガメント)を傷つけるリスクがあります。特に、強い摩擦や引っ張りを伴うマッサージは避け、優しいタッチでの保湿ケアに留めるのが賢明でしょう。

また、極端な食事制限の継続も問題です。皮膚の再生には十分な栄養が必要なため、目標体重に到達した後も、適切なカロリーと栄養バランスを維持することが重要です。

【セルフチェック】現在のたるみの程度を客観的に把握する

自分のたるみがどの程度なのかを客観的に把握することは、今後のアプローチを決める上で非常に重要です。以下の基準を参考に、現在の状態を確認してみましょう。

レベル 状態の目安 推奨されるアプローチ
軽度 指で皮膚をつまめる程度。姿勢を変えても大きく垂れ下がらない。つまんだ皮膚が1〜2秒で元に戻る セルフケア中心:保湿・栄養摂取・筋力トレーニングを継続し、6ヶ月〜1年ほど経過を観察
中度 皮膚に細かいシワが寄り、波打つ感じがある。前かがみになると皮膚が垂れる感覚がある 美容医療の検討:HIFU・RFなどの引き締め機器や、ヒアルロン酸などの注入治療を検討
重度 「エプロン」のように皮膚が大きく垂れ下がり、折り返し(ひだ)ができる。皮膚炎や湿疹が生じている 専門医への相談:機器治療だけでは限界がある場合が多く、形成外科的な皮膚切除術も選択肢に

この表はあくまで目安です。正確な診断と最適な治療計画の立案には、形成外科や美容外科の専門医による診察が不可欠です。自己判断だけで諦めたり、逆に過度な期待を抱いたりせず、まずは専門家の意見を聞くことをお勧めします。

 

ダイエット後の顔のたるみ・やつれを改善する美容医療

セルフケアを続けても顔のたるみやつれが改善しない場合、あるいはより早く効果を実感したい場合は、美容医療という選択肢があります。

顔のたるみは、第1章で解説したように皮膚・脂肪・骨格という3つの層が複合的に関わる現象です。そのため、美容医療のアプローチも複数存在し、それぞれ異なる層にアプローチすることで改善を図ります。失われたボリュームを補充する方法、熱エネルギーで皮膚を引き締める方法、そして物理的に組織を引き上げる方法など、症状や希望に応じて選択できるのが特徴です。

ここでは、顔のたるみ・やつれに対する代表的な美容医療の選択肢を、それぞれの仕組み、期待できる効果、ダウンタイム、費用の目安とともに解説していきます。

この章のポイント
・ヒアルロン酸注入は失われたボリュームを補い、自然な若々しさを取り戻す
・HIFUは深層のSMAS層、RFは真皮層にアプローチして引き締め効果を生む
・糸リフトは即効性があり、物理的に組織を引き上げる治療

ボリューム補充で失われた土台を再建する

急激なダイエットでこけた頬やこめかみに対しては、ヒアルロン酸などのフィラー(充填剤)を注入して失われたボリュームを補う方法があります。単に「膨らませる」のではなく、解剖学的に適切な位置にボリュームを戻すことで、自然な若々しさを取り戻すアプローチです。

ヒアルロン酸注入の基本的な仕組み

ヒアルロン酸は、もともと人体に存在する保湿成分です。医療用のヒアルロン酸製剤は、ゲル状に架橋(かきょう)されており、注入後も一定期間その場に留まって組織にボリュームを与えます。

重要なのは、ただ凹んだ部分を埋めるだけでなく、顔の支持靭帯(リガメント)の基部や骨の上に注入することで、リフトアップの支点を作るという考え方です。たとえば、頬骨の上部にボリュームを作ることで、その下の組織全体を持ち上げる効果が期待できます。

ただし、自然な仕上がりを目指すには、顔の解剖学に精通した医師による施術が重要です。不適切な位置や量の注入は、不自然な膨らみや左右差の原因となる可能性があるため、医師選びは慎重に行いましょう。

施術の詳細と注意点

以下の表で、ヒアルロン酸注入の基本的な情報をまとめました。

項目 目安
施術時間 15〜30分程度
ダウンタイム 内出血が出た場合1〜2週間程度
持続期間 6ヶ月〜1年半程度(製剤により異なる)
費用目安 1本(1cc)あたり5〜15万円程度

施術は比較的短時間で終わり、麻酔クリームや極細針の使用により痛みも軽減されています。ただし、注入直後は針穴周囲に赤みや腫れが出ることがあり、稀に内出血が生じる場合もあります。内出血はメイクでカバーできる程度のことが多いですが、大切な予定の直前は避けた方が無難でしょう。

持続期間は使用する製剤の種類や注入部位によって変わります。比較的柔らかい製剤は吸収が早く、硬めの製剤は長持ちする傾向があります。定期的なメンテナンスが必要ですが、繰り返し注入することで効果を維持できます。

※効果には個人差があります。また、費用は2026年1月時点の相場であり、クリニックや地域によって異なります。

熱エネルギーで皮膚を内側から引き締める

皮膚のたるみ自体を改善したい場合は、熱エネルギーを利用した治療が選択肢となります。代表的なのがHIFU(ハイフ)とRF(高周波)で、それぞれ異なる深さの層にアプローチします。

HIFU(高密度焦点式超音波)の特徴

HIFUは、超音波エネルギーを皮膚の深層にあるSMAS筋膜層に集中照射し、熱による収縮とコラーゲン再生を促す治療です。SMAS層は表情筋を覆う筋膜で、従来は外科手術(フェイスリフト)でしかアプローチできなかった深い層です。

施術直後から軽い引き締め感を感じる方もいますが、本格的な効果は1〜3ヶ月かけて徐々に現れます。これは、熱ダメージを受けた組織が修復される過程で新しいコラーゲンが生成されるためです。効果の持続期間は個人差がありますが、一般的に3〜12ヶ月程度とされています。

痛みについては、骨に近い部位(額や顎のライン)で響くような感覚を感じることがあるものの、多くの場合は麻酔なしで施術可能です。ダウンタイムはほぼなく、施術直後からメイクも可能なため、日常生活への影響は最小限でしょう。

RF(高周波)治療の特徴

RFは、高周波エネルギーで真皮層を加熱し、コラーゲンの収縮と新生を促す治療です。サーマクールが代表的な機器として知られています。

効果のイメージとしては、「皮膚にアイロンをかける」ような引き締めです。HIFUよりも浅い層にアプローチするため、肌質の改善や毛穴の引き締めといった効果も期待できる場合があります。

RFもダウンタイムはほぼなく、軽度の赤みが数時間残る程度です。痛みはHIFUに比べてマイルドなことが多く、温かさを感じる程度という方も少なくありません。持続期間は6ヶ月〜1年程度とされています。

糸リフトで物理的に組織を引き上げる

医療用の吸収糸を皮下に挿入し、物理的に組織を引き上げる方法がスレッドリフトです。「糸リフト」とも呼ばれるこの治療は、ダイエットで位置ズレを起こした脂肪や皮膚を、元の位置に再配置できるのが特徴です。

糸リフトの仕組み

使用される糸には、コーン(突起)やコグ(トゲ)と呼ばれる返しが付いており、これが組織に引っかかることで物理的な引き上げ効果を生み出します。糸自体は半年〜1年半程度で体内に吸収されますが、その間に糸による刺激がコラーゲン生成を促すため、引き締め効果も期待できます。

即効性があるのが糸リフトの大きな利点です。施術直後から引き上がりを実感できる方が多く、フェイスラインがすっきりして若々しい印象になるでしょう。ただし、糸が吸収されるにつれて効果は徐々に弱まっていくため、定期的なメンテナンスが必要です。

施術の詳細とリスク

項目 目安
施術時間 30分〜1時間程度
ダウンタイム 腫れ・内出血が1〜2週間程度
持続期間 1〜2年程度
費用目安 10〜50万円程度(糸の本数による)

糸リフトは局所麻酔下で行われるため、施術中の痛みは軽減されています。ただし、HIFUやRFに比べるとダウンタイムはやや長めです。腫れや内出血が1〜2週間程度続く場合があり、この期間は人に会う予定を控えた方が良いかもしれません。

また、施術後数日間は、大きく口を開けたり、激しい表情を作ったりすると違和感や引きつれ感を感じることがあります。糸が組織に馴染むまでの一時的な症状ですが、気になる場合は施術前に医師に相談しましょう。

稀に、糸が透けて見える、糸の挿入部位に凹凸ができる、左右差が生じるといったトラブルが報告されています。経験豊富な医師を選ぶことで、こうしたリスクを最小限に抑えられるでしょう。
※効果には個人差があります。持続期間や費用は使用する糸の種類や本数によって異なります。

 

ダイエット後のお腹・二の腕のたるみに効果的なボディ治療

顔のたるみと同様に、お腹や二の腕、太ももなどの体のたるみも、ダイエット後の大きな悩みとなります。ただし、ボディのたるみは顔とは異なる特徴があり、対処法も変わってきます。

体のたるみは、顔に比べて面積が広く、皮膚の余剰量も多い傾向があります。そのため、軽度から中度のたるみには機器治療が選択肢となりますが、大幅な減量による重度の皮余りには、外科的なアプローチが最も効果的な場合も少なくありません。

ここでは、ボディ専用のタイトニング機器による治療と、重度のたるみに対する外科的選択肢について解説します。どの程度のたるみであればどのアプローチが適しているのか、判断の目安も含めて見ていきましょう。

この章のポイント
・ボディ用機器は脂肪減少ではなくタイトニング設定を選ぶ
・軽度〜中度のたるみには機器治療、重度には外科治療が効果的
・外科治療は傷跡と余剰皮膚のトレードオフだが満足度は高い

ボディ用タイトニング機器による引き締めアプローチ

軽度から中度のボディのたるみに対しては、非侵襲的な機器治療という選択肢があります。顔用の機器よりも深層かつ広範囲にエネルギーを届けられるボディ専用機器が開発されており、メスを使わずに皮膚の引き締めを目指せます。

ボディ用機器を選ぶ際の重要なポイント

ボディ用の美容医療機器には、脂肪減少を目的としたものと、皮膚の引き締め(タイトニング)を目的としたものがあります。ダイエット後の皮余りに対しては、「脂肪を減らす」設定ではなく、「皮膚を引き締める」設定やモードを選ぶことが重要です。

すでに脂肪は十分に減少している状態で、さらに脂肪を減らす治療を受けても、たるみは改善せず、むしろ悪化する可能性があります。カウンセリング時には、現在の状態をしっかりと説明し、タイトニングに特化した治療プランを提案してもらいましょう。

代表的なボディ用タイトニング機器

ボディ用HIFUは、顔用と同じく高密度焦点式超音波を使用しますが、より深い層まで到達できるよう設計されています。腹部や太ももなど、比較的脂肪層が厚い部位にも対応できるのが特徴です。

施術時間は部位によって異なりますが、腹部全体で60〜90分程度かかることが一般的です。痛みについては個人差が大きく、骨に近い部位では響くような感覚を感じる方もいます。効果は1〜3ヶ月かけて徐々に現れ、3〜6ヶ月程度持続するとされています。

ボディ用RF(高周波)は、広範囲に熱エネルギーを届けることで、真皮層から皮下脂肪層にかけてコラーゲンの収縮と再生を促します。温かさを感じる程度の痛みで、リラックスして受けられる方が多いでしょう。

施術直後から肌の引き締まりを感じる方もいますが、コラーゲン再生による本格的な効果は数週間〜数ヶ月かけて現れます。定期的な施術(月1回程度)を数回繰り返すことで、より効果を実感しやすくなります。

サーマクールボディは、ボディ用RF治療の代表的な機器です。1回の治療でも効果を実感できる場合が多く、持続期間は6ヶ月〜1年程度とされています。ただし、費用は比較的高額で、腹部全体で20〜40万円程度が相場となります。

機器治療の限界を理解する

機器治療には限界があることも理解しておく必要があります。軽度から中度のたるみには一定の効果が期待できますが、大幅な減量(20〜30kg以上)による重度の皮余りに対しては、満足のいく結果が得られない場合が多いでしょう。

皮膚が「エプロン」のように大きく垂れ下がっている状態や、折り返し部分に皮膚炎を繰り返している場合は、機器治療だけでは改善が困難です。このような場合は、次に解説する外科的アプローチを検討する時期かもしれません。

※効果には個人差があります。費用は2026年1月時点の相場であり、機器の種類や照射範囲、クリニックによって異なります。

重度の皮余りには外科的選択肢も視野に

大幅な減量により皮膚が著しく余っている場合、機器治療だけでは満足のいく結果が得られないことがあります。そのような場合は、形成外科的な皮膚切除術が最も効果的な選択肢となるでしょう。

外科治療を検討すべきサイン

以下のような状態に当てはまる場合は、外科的アプローチを検討する価値があります。

皮膚の折り返し部分に湿疹・かぶれ・感染が繰り返し起こる場合、これは単なる美容上の問題ではなく、健康上のリスクも伴います。汗や汚れが溜まりやすい皮膚のひだは、細菌や真菌の温床となり、慢性的な皮膚トラブルの原因となるためです。

皮余りが原因で運動や日常動作に支障がある場合も、外科治療の適応となります。せっかくダイエットに成功しても、余った皮膚のせいで運動しづらくなり、リバウンドのリスクが高まるのは本末転倒でしょう。

機器治療を複数回受けても改善が見られない場合は、皮膚の余剰量が機器治療の限界を超えている可能性があります。時間と費用をかけても効果が得られないのであれば、外科治療という選択肢を真剣に考える時期かもしれません。

代表的な外科的治療法

以下の表で、主な皮膚切除術の種類と対象部位をまとめました。

施術名 対象部位 概要
腹壁形成術(タミータック) 腹部 余剰皮膚を切除し、腹壁を引き締める
上腕リフト 二の腕 内側の余剰皮膚を切除
大腿リフト 太もも 内側〜外側の余剰皮膚を切除
サーキュラーリフト(ボディリフト) 腰回り全周 腹部・腰・臀部の皮膚を全周性に切除

腹壁形成術(タミータック)は、下腹部に残った余剰皮膚を切除し、緩んだ腹筋も同時に修復する手術です。傷跡は下着やビキニのラインに沿って作られるため、日常生活で目立ちにくいよう配慮されています。

手術時間は2〜4時間程度、入院期間は1〜3日程度が一般的です。術後は圧迫下着を数週間着用し、激しい運動は1〜2ヶ月程度控える必要があります。費用は保険適用外の場合、80〜150万円程度が相場でしょう。

上腕リフトは、二の腕の内側に沿って余剰皮膚を切除する手術です。傷跡は腕の内側に残りますが、腕を下ろした状態では比較的目立ちにくくなります。手術時間は1〜2時間程度、日帰りまたは1泊入院で行われることが多いでしょう。

大腿リフトは、太ももの内側や外側の余剰皮膚を切除する手術です。内側のみの場合は鼠径部(そけいぶ)に傷跡が残り、外側まで行う場合は腰回りにも傷跡が延びます。手術時間は2〜3時間程度、入院期間は1〜2日程度が目安です。

サーキュラーリフト(ボディリフト)は、腰回り全周の皮膚を切除する大規模な手術です。大幅減量後の重度の皮余りに対して最も効果的とされますが、手術時間は4〜6時間と長く、入院期間も3〜5日程度必要です。費用も高額になります。

外科治療のリスクと現実的な考え方

外科的な皮膚切除術は、確実に余剰皮膚を取り除ける一方で、傷跡が残ることは避けられません。多くの形成外科医は「余剰皮膚と傷跡のトレードオフ」と表現しますが、実際に手術を受けた患者の大多数は、「傷跡は残るが、余った皮膚から解放されたことの方がはるかに価値がある」と答えています。

手術のリスクとしては、感染、血腫(血の塊)、傷の離開(傷が開くこと)、知覚異常などが挙げられます。また、全身麻酔を伴う大規模手術では、それ自体にもリスクが存在します。経験豊富な形成外科専門医を選び、術前に十分な説明を受けることが重要です。

回復には時間がかかります。術後2〜4週間は仕事や日常生活に制限があり、本格的な運動ができるようになるまで1〜2ヶ月程度かかることが一般的です。また、傷跡が目立たなくなるまでには6ヶ月〜1年程度の期間を要するでしょう。

外科治療は美容目的のため、基本的に保険適用外です。ただし、皮膚炎などの医学的問題がある場合は、保険適用となる可能性もあります。費用や適応については、形成外科や美容外科の専門医と相談しながら、最適な治療計画を立てることをお勧めします。

 

まとめ

ダイエット後の皮余りやたるみは、皮膚の収縮が脂肪減少に追いつかないことや、コラーゲン・エラスチン繊維の構造的ダメージが主な原因です。特に顔のたるみには、皮膚だけでなく脂肪の萎縮や骨格の変化も関わる複合的な現象であることを理解しておく必要があります。

軽度のたるみであれば、筋力トレーニングと適切な栄養摂取、そして半年から1年程度の経過観察で自然な改善が期待できる場合もあります。しかし、中度以上のたるみや、1年以上経過しても変化が見られない場合は、HIFU・RF治療やヒアルロン酸注入、糸リフトといった美容医療の選択肢も視野に入れる時期かもしれません。重度の皮余りには、外科的なアプローチが最も効果的なケースもあります。

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