眉間のシワへのヒアルロン酸注射とは、ゲル状のヒアルロン酸を真皮層に注入し、シワの溝を内側から物理的に埋める注入治療です。特に、無表情時にも残る「静的シワ」に対して効果が期待でき、厚生労働省承認製剤を用いた場合の持続期間は製剤の種類や個人差にもよりますが、6か月〜1年半程度が一般的な目安とされています。
一方、眉をひそめたときにだけ現れる「動的シワ」に対しては、表情筋の動きを抑制するボトックス注射が第一選択となるケースが多く、自分のシワがどちらのタイプかを見極めることが治療選択の起点になります。また、眉間は滑車上動脈や眼窩上動脈が走行する部位であり、ヒアルロン酸注入に伴う血管塞栓リスクに特に注意が必要な箇所でもあります。
ここでは、ヒアルロン酸の仕組みとボトックスとの使い分けの基準、リスクと安全な受け方まで体系的に解説しています。施術を検討する前の情報整理として活用してください。

国立琉球大学医学部医学科を卒業。国内大手美容クリニックなどで院長を歴任し、2024年アラジン美容クリニックに入職。
特にクマ取り治療では、年間症例数3,000件以上を誇るスペシャリストである。「嘘のない美容医療の実現へ」をモットーに、患者様の悩みに真剣に向き合う。
眉間のシワはなぜ深くなるのか
眉間のシワが深くなる主な原因は、皺眉筋など3つの表情筋の反復収縮によって皮膚に折り目が形成されることと、加齢・紫外線による真皮コラーゲンの減少でその折り目が静的シワとして定着することの2つが重なり合うためです。
この仕組みを理解しておくと、なぜセルフケアだけでは改善が難しいのか、どの治療法が自分に適しているのかが判断しやすくなります。本章では眉間のシワが形成・定着するメカニズムを、解剖学的な観点から整理します。
この章のポイント
・皺眉筋など3つの筋肉が協調してシワを形成する
・コラーゲンは25歳頃をピークに減少し始める
・動的シワと静的シワでは適した治療法が異なる
表情筋の反復動作がシワを刻む
眉間のシワは、皺眉筋・鼻根筋・眉毛下制筋の3つの表情筋が協調して収縮するたびに皮膚が折りたたまれ、その動作が日々繰り返されることで形成されます。
3つの表情筋はどのように眉間を動かすのか
眉間を動かす主な表情筋は3種類あります。眉頭から眉山にかけて走行する皺眉筋(しゅうびきん)は眉をひそめる動作を担い、鼻の付け根に位置する鼻根筋は眉間に横方向のシワをつくる動きに関与します。眉毛下制筋は眉頭を下方へ引き下げる筋肉で、険しい表情をつくる際に働きます。これら3つが協調して収縮するたびに眉間の皮膚が折りたたまれ、繰り返されるうちに折り目が形成されます。
スマートフォンやPC画面を長時間見続けるとき、視力低下から目を細める習慣がある場合、集中時に無意識に眉をひそめるクセがある場合など、この収縮が積み重なる場面は日常に多くあります。1回1回の動作は小さくても、毎日繰り返されることで皮膚に折り目が定着していきます。眉間は顔の中でも表情の変化が集中する部位であるため、とりわけシワが形成されやすい構造を持っています。
動的シワと静的シワはどう違うのか
表情筋の動きによるシワは、「動的シワ」と「静的シワ」の2種類に分類されます。治療法の選択はこの分類に基づいて行われるため、自分のシワがどちらのタイプかを把握しておくことが治療選択の出発点になります。
以下の表に2種類の特徴を整理します。
| 種類 | 定義 | 見分け方 | 適した治療法 |
|---|---|---|---|
| 動的シワ | 表情時のみ現れるシワ | 無表情にすると消える | ボトックス注射 |
| 静的シワ | 無表情でも残るシワ | 無表情でも溝が残る | ヒアルロン酸注射 |
若い肌では表情を解くとシワが消えますが、皮膚の弾力が低下するにつれて折り目が残りやすくなります。動的シワの段階で適切に対処することは、静的シワへの移行を遅らせる観点からも合理的な選択です。
加齢・乾燥・紫外線がシワの定着を加速する
表情筋の動きで生じた折り目が静的シワとして定着するかどうかは、真皮のコラーゲンとエラスチンの量によって左右されます。加齢・乾燥・紫外線という3つの要因がこれらを減少させることで、シワの定着が加速されます。
コラーゲン・エラスチンの減少がシワを定着させる
コラーゲンは真皮の主成分を占めるタンパク質で、皮膚の張りと弾力を維持します。その産生量は25歳頃をピークに緩やかに減少し始め、40代以降は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急減することで低下が加速するとされています。
エラスチンは皮膚が変形した後に元の形状へ戻る弾性を担う成分で、コラーゲンとともに失われると表情筋の動きによる折り目が定着しやすくなります。眉間のシワが「いつの間にか深くなった」と感じる背景には、こうした真皮レベルの変化が進行しています。
乾燥・紫外線・眼瞼下垂が悪化を後押しする
眉間はTゾーンに含まれるため皮脂が多い部位と認識されがちですが、実際には水分量が不足しやすい特性があります。水分が失われると皮膚の柔軟性が低下し、微細な折り目が定着しやすくなります。
また、紫外線のうちUVAは雲や窓ガラスを透過して真皮層に到達し、コラーゲンを分解する酵素(マトリックスメタロプロテアーゼ)の産生を促進します。日常的な紫外線暴露の蓄積が、真皮のコラーゲン構造を徐々に変化させていきます。
見落とされやすい要因として眼瞼下垂(がんけんかすい)があります。まぶたを挙上する力が低下すると、代償的に眉間周囲の筋肉を使って目を開けようとするため、眉間の筋肉への負荷が増大します。眉間のシワが急に深くなったと感じる場合は、まぶたの状態も合わせて医師に確認してもらうことが有効な場合があります。
ヒアルロン酸は眉間のシワに効く?効果の仕組みと注入量の目安
前章で確認したように、眉間のシワには動的シワと静的シワの2種類があります。ヒアルロン酸注射が有効なのは主に静的シワで、ゲル状の充填剤を注入して溝を物理的に埋めることで、無表情時にも残るシワを浅くする効果が期待できます。
効果は施術直後から実感できることが多く、持続期間は製剤の種類や個人差にもよりますが6か月〜1年半程度が目安とされています。ここでは仕組み・注入量・製剤の選定・施術当日の流れを順に整理します。
この章のポイント
・静的シワの溝を内側から埋めることで皮膚を持ち上げる
・注入量は1本あたり0.1〜0.3cc程度が目安
・持続期間は6か月〜1年半程度が一般的
ヒアルロン酸はどうやってシワを改善するのか
ヒアルロン酸注射は、シワの溝にゲル状の充填剤を注入して皮膚を内側から持ち上げ、静的シワを物理的に浅くする効果が期待できる施術です。表情筋の動きを変えるボトックスとは異なり、すでに定着した溝そのものに直接アプローチします。
ヒアルロン酸はどうやって皮膚を内側から持ち上げるのか
ヒアルロン酸は体内に元来存在する多糖類で、皮膚・関節・眼球など全身に広く分布しています。1gあたり約6リットルの水分を保持する高い保水力を持ち、この特性を活かして注入部位のボリュームを補充します。
医療用製剤は架橋処理(クロスリンキング)によって分子が結合され、体内での分解を遅らせた状態に製剤化されています。架橋度の違いが製剤の硬さや持続期間の差につながっており、注入部位や目的に応じて使い分けられます。
静的シワの溝を埋める効果が高い理由は、この物理的な充填作用にあります。ボトックスは筋肉の収縮を抑制するため動的シワには有効ですが、すでに皮膚に定着した溝は筋肉の動きを止めても残ります。ヒアルロン酸を注入することで真皮下のボリュームが回復し、皮膚表面が持ち上げられてシワが浅くなります。
効果は施術直後から実感できることが多く、周囲の組織に馴染むにつれて自然な仕上がりになっていきます。
効果の持続期間はどのくらいか
効果の持続期間は使用する製剤の種類や個人の代謝・注入量によって異なりますが、6か月〜1年半程度が一般的な目安とされています。
体内でのヒアルロン酸の分解が進むにつれて効果が徐々に薄れるため、維持するには定期的なメンテナンス注入が必要です。施術を中断した場合は元の状態に戻るだけで、周囲の皮膚組織に持続的な悪影響を及ぼすことはないとされています。年間の継続コストも含めて検討することが現実的です。
注入量の目安と製剤はどう決まるのか
眉間への注入量は一般的にシワ1本あたり0.1〜0.3cc程度が目安とされ、1回の施術で1cc以内に収まることが多いとされています。ただしシワの深さや範囲、使用する製剤によって変わるため、最終的な注入量は医師がカウンセリングで判断します。
製剤の種類はどう選定されるのか
眉間への注入に使用されるヒアルロン酸製剤は、架橋度・硬さ・適応部位によって複数の種類があります。厚生労働省から承認を受けているジュビダームビスタシリーズ(アッヴィ社)は国内で広く使用されており、眉間への適応が認められています。
製剤ごとに架橋度や粒子の大きさが異なり、深いシワには硬めの製剤、浅いシワには柔らかめの製剤が選択される傾向があります。医師は注入部位の解剖学的特性とシワの深さを総合的に判断したうえで製剤を選定します。
主要な製剤の特性を以下の表に整理します。
| 製剤名 | 特性(硬さ) | 主な適応部位 | 持続期間の目安 |
|---|---|---|---|
| ボリューマXC | 硬め(高架橋) | 頬・輪郭のボリューム補充 | 約18か月〜2年 |
| ボリフトXC | 中程度 | 深いシワ・鼻唇溝 | 約12〜18か月 |
| ボルベラXC | 柔らかめ(低架橋) | 細かいシワ・眼周囲・唇 | 約6〜12か月 |
眉間への注入ではシワの深さに応じてボリフトXCやボルベラXCが使用されることがあります。いずれも厚生労働省承認製剤ですが、適応部位や使用方法については医師の判断が前提です。未承認製剤を使用しているクリニックでは、安全性の観点から注意が必要です。
施術当日の流れとダウンタイムはどのくらいか
カウンセリングから施術完了まで概ね30〜60分程度で終わる施術です。注入操作自体は5〜10分程度と短く、一般的な副作用は数日で落ち着くことがほとんどです。
施術当日はどのような流れで進むのか
施術の流れは、カウンセリング・洗顔・必要に応じた麻酔・注入・仕上がり確認という順序で進みます。麻酔はリドカイン配合製剤の使用、または表面麻酔(クリーム麻酔)の塗布が一般的で、注入は細いニードルまたはカニューラ(鈍針)を使用して行われます。
使用する器具はクリニックの方針や医師の技術によって異なります。施術後はその場で仕上がりを確認し、問題なければそのまま帰宅できます。
ダウンタイムと当日の注意事項は何か
施術後に生じやすい反応として、注入部位の軽度の腫れ・赤み・内出血があります。これらは通常数日〜1週間程度で自然に落ち着くことがほとんどです。施術当日は激しい運動・長時間の入浴・飲酒を控えることが一般的に推奨されており、注入部位への強い圧迫も避ける必要があります。
メイクは当日から可能としているクリニックが多いですが、注入部位への刺激を最小限にするためクリニックの指示に従うことが優先されます。
ヒアルロン酸とボトックスはどう使い分けるのか
前章でヒアルロン酸の仕組みを確認しましたが、眉間のシワ治療を検討するうえで次に気になるのが「ボトックスとどちらを選べばよいのか」という疑問です。使い分けの基本はシワのタイプにあり、無表情でも残る静的シワにはヒアルロン酸が、表情時にのみ現れる動的シワにはボトックスが適しています。
眉間のシワには両方の要素が混在することも少なくなく、その場合は併用治療が選択肢となります。ここでは作用機序の違いと使い分けの基準を整理します。
この章のポイント
・静的シワにはヒアルロン酸、動的シワにはボトックスが適している
・作用機序が根本的に異なるため適応するシワのタイプが違う
・混在型では両方の併用が有効なケースがある
作用機序の違いが適応を決める
ヒアルロン酸はシワの溝を物理的に埋めるアプローチで、ボトックスは表情筋の動きを一時的に抑制してシワの形成を防ぐアプローチです。この根本的な違いが、どのタイプのシワに適応するかを決定します。
ヒアルロン酸とボトックスはどこが違うのか
ヒアルロン酸は真皮下にゲル状の充填剤として注入し、皮膚を内側から持ち上げることですでに刻まれたシワの溝を浅くします。効果は注入直後から現れ、皮膚の陥没した部分をボリュームで補うアプローチです。
一方、ボトックス(ボツリヌストキシン製剤)は筋肉に注入することで神経から筋肉への信号を一時的にブロックし、表情筋の過剰な収縮を抑制します。収縮が減ることで皮膚への繰り返しの折り目がつきにくくなり、シワの形成・悪化を防ぎます。
ボトックスの持続期間と承認製剤はどう確認すればよいか
ボトックスの効果は施術後2〜7日で現れ始め、3〜6か月程度で減弱するため、定期的な注入が必要な点はヒアルロン酸と共通しています。国内では眉間のシワに対するボツリヌストキシン注射として厚生労働省承認製剤が使用されており、適応や使用方法については医師の判断が前提となります。
2つの治療法の違いを以下の表に整理します。
| 比較項目 | ヒアルロン酸注射 | ボトックス注射 |
|---|---|---|
| 作用機序 | 溝を物理的に充填 | 筋肉の収縮を一時抑制 |
| 適したシワのタイプ | 静的シワ | 動的シワ |
| 効果発現 | 施術直後から | 2〜7日後から |
| 持続期間の目安 | 6か月〜1年半 | 3〜6か月程度 |
| 主なリスク | 血管塞栓・内出血 | 筋力低下・左右差 |
無表情でも溝が残っている場合はヒアルロン酸が、表情をつくったときのみシワが現れる段階ではボトックスが第一選択となります。どちらのタイプかを見極めることが治療選択の出発点であり、判断が難しい場合は医師の診察で確認することが現実的です。
両方を組み合わせる併用治療が有効なケースとは
眉間のシワは動的要素と静的要素が混在していることが少なくなく、その場合はボトックスで表情筋の動きを抑制しながらヒアルロン酸で定着した溝を埋める併用治療が有効なケースがあります。
動的・静的シワが混在するとなぜ問題になるのか
長年にわたって繰り返されてきた動的シワは、やがて無表情時にも溝が残る静的シワへと移行します。この移行期には動的要素と静的要素が混在した状態が続くことがあります。
ボトックスだけでは既に定着した溝を埋めることはできず、ヒアルロン酸だけでは表情をつくるたびに溝が再形成されるリスクが残ります。両方を組み合わせることで、これらの課題に同時にアプローチできる可能性があります。
併用施術の順序と費用はどう考えるか
一般的にボトックスを先に行ってから数週間後にヒアルロン酸を注入するケースが多いとされていますが、クリニックの方針や医師の判断によって異なり、同日施術を可能とするクリニックもあります。
2つの施術を組み合わせることでコストは増加するため、費用対効果の観点からも医師と十分に相談することが求められます。自分のシワが混在型かどうかは診察なしに判断することが難しいため、自己判断で治療法を決めることは避けることが望ましいです。
眉間注入のリスクは高い?安全に受けるために知っておくべきこと
前章でヒアルロン酸とボトックスの使い分けを整理しましたが、施術を検討するうえでリスクの把握は欠かせません。眉間へのヒアルロン酸注射は比較的安全性の高い施術ですが、眉間は周囲の血管走行の関係からフィラー注入時に特に注意が必要な部位とされています。
重篤な合併症の発生頻度は極めて低いとされていますが、発生した際の影響が大きいリスクであるため、施術前に内容を把握しておくことが求められます。ここでは眉間特有のリスクの内容と、安全なクリニック選びの基準を整理します。
この章のポイント
・眉間は血管走行の関係で注入リスクが比較的高い部位
・重篤な合併症の発生頻度は極めて低い
・ヒアルロニダーゼ常備体制の確認が安全の基準になる
なぜ眉間は血管塞栓リスクが高い部位なのか
眉間周辺には滑車上動脈・眼窩上動脈が走行しており、ヒアルロン酸が誤って血管内に注入されると血流が遮断される血管塞栓が生じる可能性があります。発生頻度は極めて低いものの、深刻な合併症に至りうるため、眉間は特に注意を要する注入部位とされています。
血管塞栓が起きるとどうなるのか
血管塞栓が生じると、血流が遮断された部位の皮膚組織が壊死するリスクがあります。さらに眼動脈方向に塞栓が波及した場合、視力障害や失明につながる事例が報告されています。
海外の文献(Beleznay et al.)によれば、フィラー注入後の視力障害・失明の報告事例において、鼻・額とともに眉間は高リスク部位として記録されています。いずれも発生頻度は極めて低いとされていますが、発生した場合の影響が大きいリスクとして施術前に把握しておく必要があります。
起こりやすい副作用にはどんなものがあるか
重篤な合併症とは別に、より頻度の高い一般的な副作用として注入部位の内出血・腫れ・赤みがあります。これらは通常1〜2週間程度で自然に消退することがほとんどです。
また、ヒアルロン酸が不均一に分布した場合に注入部位にしこりが残るケースや、製剤に対してアレルギー反応が生じることもあります。アレルギーの発生頻度は低いとされていますが、正確な数値は製剤や報告によって異なるため、詳細は医師への確認が望ましいです。
リスクを発生頻度と重篤度の観点から整理します。
| 分類 | 症状 | 発生頻度の目安 | 主な対処法 |
|---|---|---|---|
| 一般的な副作用 | 内出血・あざ | 比較的多い | 自然消退(1〜2週間) |
| 腫れ・赤み | 比較的多い | 自然消退(数日〜1週間) | |
| しこり・凹凸 | まれ | マッサージ・溶解注射 | |
| 重篤な合併症 | 血管塞栓・皮膚壊死 | 極めてまれ | ヒアルロニダーゼ即時投与 |
| 視力障害・失明 | 極めてまれ | 即時の眼科的処置 |
重篤な合併症の発生頻度は極めて低いとされていますが、発生した際に迅速に対処できる体制を持つクリニックを選ぶことが、リスク管理の観点から合理的な判断です。
安全な施術を受けるためにクリニックをどう選べばよいか
安全な施術を受けるためには、製剤の承認状況・医師の解剖学的知識・緊急時の対応体制という3つの軸でクリニックを評価することが基本です。価格だけを判断基準にすると、この3点のいずれかが欠けているリスクがあります。
安全手技とヒアルロニダーゼ体制を確認する
血管誤注入を防ぐ手技として、逆血確認とカニューラ(鈍針)使用が有効とされています。カニューラは血管を傷つけにくい構造を持ち、血管が密集する眉間でのリスク低減に活用されています。
万が一血管塞栓が生じた場合、ヒアルロン酸を分解する「ヒアルロニダーゼ」の即時投与が必要となるため、常備体制があるかをカウンセリング前に確認しておくことが求められます。
使用製剤とカウンセリングの質で見極める
使用する製剤が厚生労働省承認品かどうかを確認することが基本です。承認製剤は有効性と安全性の審査を経ており、未承認製剤と比べてリスク管理の根拠があります。
カウンセリングでリスクやデメリットについて丁寧に説明してくれる医師は、適切なインフォームドコンセントを実践していると判断できます。
医師の施術実績を確認する
医師の専門資格や施術実績も確認の対象となります。形成外科専門医や美容皮膚科の学会認定資格を持つ医師は、解剖学の知識を背景に持つ可能性が高いといえます。
施術件数や症例数を公開しているクリニックは透明性が高く、信頼性の判断材料となります。製剤の承認状況・医師の技術・緊急対応体制という3点が揃っているかを確認することが、リスクの低い施術環境を見極める実践的な方法です。
よくある質問
施術前後に多く寄せられる疑問を5点まとめます。痛みの程度やダウンタイム、ボトックスとの関係など、カウンセリング前に把握しておくと判断の手がかりになる内容を取り上げています。
個々の肌の状態や使用する製剤によって回答が異なる場合があるため、具体的な疑問は担当医師に直接確認してください。
眉間のヒアルロン酸注射は痛いですか?
リドカイン配合製剤や表面麻酔を用いることで、痛みを軽減した状態で受けられることがほとんどです。刺入時にチクッとした感覚はあるものの、強い痛みを訴えるケースは少ないとされています。
ヒアルロン酸を入れると表情が不自然になりますか?
適切な注入量であれば、表情が不自然になることはほとんどありません。過剰注入やシワのタイプに合わない施術を行った場合に違和感が生じることがあるため、医師の技術と注入量の適切な判断が求められます。
ボトックスとヒアルロン酸は同日に受けられますか?
クリニックや医師の方針によって異なり、同日施術を可能とするクリニックもあります。一般的にはボトックスを先に施術する順序が多いとされていますが、詳細はカウンセリングで担当医師に確認してください。
眉間のシワにヒアルロン酸を入れても元に戻りますか?
ヒアルロン酸は体内で徐々に分解されるため、効果は永続しません。6か月〜1年半程度で元の状態へ戻っていくことが一般的であり、効果を維持するには定期的なメンテナンスが必要です。
施術後すぐにメイクできますか?
多くのクリニックで施術当日からメイク可能としています。ただし注入部位への強い摩擦や圧迫は避けることが推奨されるため、クリニックの指示に従うことが優先されます。
まとめ
眉間のシワは、表情筋の繰り返しの動作と加齢による肌弾力の低下が重なって定着します。無表情時にも溝が残る静的シワにはヒアルロン酸で埋めるアプローチが有効で、動的シワが主体であればボトックス、両者が混在していれば併用という選択になります。
施術の安全性を高めるためには、万一の際にヒアルロニダーゼで対処できる体制があるかをカウンセリングで確認することが基本です。まず鏡の前で無表情をつくり、眉間に溝が残るかどうかを確認してみてください。そのうえでクリニックに相談すると、カウンセリングでの話が具体的になります。
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参考文献・出典
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