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美容医療

ボトックスで本当にリフトアップできる?効果と副作用を医師監修で徹底解説

年齢を重ねるにつれて、フェイスラインのゆるみや口元のたるみといった顔の下がりが気になる方が増えています。特に「切るのは怖い」「自然に引き締めたい」というニーズの高まりから注目されているのが、ボトックスリフトという施術です。

これは従来のボトックス注射とは異なり、筋肉の働きを調整して顔全体のバランスを整えるリフトアップ目的の施術。ここでは、ボトックスリフトの原理や効果、他治療との違い、リスクや適応について医学的根拠に基づいて詳しく解説します。美容医療の選択で後悔しないために、正しい知識を持って判断できるよう、信頼できる情報をお届けします。

 

 

ボトックスリフトとは?通常のボトックス注射との違いを正しく理解しよう

ボトックスリフトと聞いて、一般的なボトックス注射と同じだと考える方は少なくありません。しかし、実際には目的・注入部位・施術方法が大きく異なる別の施術です。

従来のボトックス注射は、眉間や額、目尻などにできる表情ジワを軽減することを主な目的としています。筋肉の収縮を抑えることで、シワを目立たなくさせるこの施術は、比較的狭い範囲の深層筋に対してピンポイントに注入されます。

一方、ボトックスリフトは顔の“リフトアップ”を目的とした注入法であり、アプローチの考え方が全く異なります。ボトックスリフトでは、顔の下方向に引っ張る力を持つ「下制筋」に焦点を当て、表情筋全体のバランスを調整することで、結果的にフェイスラインを引き上げるような印象をつくり出すのが特徴です。注入範囲は広く、浅い層や広範囲の筋肉に対して微量ずつ注入する技術が求められます。

項目 ボトックス注射 ボトックスリフト
主な目的 表情ジワの改善 顔全体のリフトアップ印象
注入の深さ・範囲 深層の小筋群にピンポイントで注入 浅層~中層に微量を広範囲に分散注入
ターゲット筋肉 表情ジワの原因筋(皺眉筋・前頭筋など) 下制筋(口角下制筋、広頚筋など)
効果の現れ方 シワが目立たなくなる フェイスラインが引き上がったように見える
表情への影響 不自然さが出る可能性あり(過剰注入時) 自然な変化を目指す設計(バランスがカギ)

こうした違いを理解していないまま施術を受けると、「思っていた効果と違った」「表情が不自然になった」といったトラブルにもつながります。だからこそ、それぞれの施術の目的や仕組みを正確に理解し、目的に合った施術を選ぶことが重要です。

 

ボトックスリフトはどこに打つ?部位別の効果と役割を解説

前章では、ボトックスリフトが「筋肉のバランスを調整することでフェイスラインを引き上げる」という特性を持つ、従来のボトックス注射とは異なるアプローチであることを解説しました。

しかし、リフトアップを実現するには、ただ薬剤を打つだけでは不十分です。解剖学的な理解と精密な部位選定こそが、自然で効果的なリフトアップの成否を左右する鍵となります。

ここでは、ボトックスリフトにおいて特に重要となる注入部位とその役割、さらには注入量の目安や副作用のリスクについて、部位ごとに詳しく解説します。

解剖学に基づく部位選定|顔の「下がり」に関わる筋肉とは?

ボトックスリフトの核心は、「下制筋(顔を下方向に引っ張る筋肉)」にあります。これらの筋肉の働きが過剰になると、口角が下がり、フェイスラインが緩んだように見えるなど、“老け顔”の印象を助長する原因となります。

リフトアップを目的とするボトックスでは、次の3つの筋肉が主なターゲットとなります。

  • 口角下制筋:口角を下に引っ張る作用を持ち、加齢により「への字口」や不機嫌そうな印象を引き起こす。
  • オトガイ筋:下唇から顎にかけての筋肉で、過剰に収縮すると「梅干しジワ」や顎の突出感を生じさせる。
  • 広頚筋:首からフェイスラインにかけて広がる筋肉で、皮膚のたるみや輪郭のぼやけの原因に関与。

これらはすべて“顔の下がり”に直結する解剖学的因子であり、ボトックスによる適切な緩和が、顔全体の印象を引き上げる効果につながります。

施術部位別に見る目的とリスク

ボトックスリフトにおいては、筋肉の特性に応じて注入部位や注入量を調整する必要があります。過剰に打てば表情が硬くなり、不足すればリフト効果が得られない。だからこそ、医師の解剖学的知見と繊細な技術力が求められる施術なのです。

以下に、代表的な注入部位ごとの役割や注意点を表で整理しました。

注入部位 単位目安 主な効果 注意点
口角下 2〜5単位 口角の下がりを改善し、柔らかな印象に 効きすぎると不自然な引きつり・笑顔の硬さが出る可能性
顎先 5〜10単位 顎の梅干しジワ解消・輪郭の整え 左右差が生じないよう慎重なバランス調整が必要
首〜フェイスライン 15〜50単位 首のたるみ改善・輪郭の引き締め 嚥下筋にボトックスが拡散すると、飲み込みにくさを生じることも

特に広頚筋への注入はリスクと隣り合わせであり、筋肉の走行や個人の解剖特性を理解した上での対応が必須です。美容目的とはいえ医療行為であることを忘れず、信頼できる医師の手で行われることが望まれます。

 

ボトックスリフトの効果とは?現れる時期と持続期間を科学的に解説

前章では、ボトックスリフトの効果を最大限に引き出すためには、解剖学的に正確な部位への注入が重要であることを解説しました。では、実際に施術を受けたあとは、どのように変化が現れ、どのくらいの期間その効果が持続するのでしょうか。

ここでは、ボトックスリフトの効果の現れ方とその推移、再施術のタイミングに関する科学的根拠をもとに、リアルな治療の流れを解説していきます。

効果はいつから?施術後に変化が現れるまでの流れ

ボトックスリフトの効果は、施術直後に即座に現れるわけではありません。注入されたボツリヌス製剤は、筋肉の神経伝達をブロックすることでその作用を発揮しますが、実際に筋肉の動きが変化し、リフトアップ効果を感じ始めるまでには個人差はあるもののおおよそ3〜7日程度の時間が必要とされます。

  • 術後1〜3日目:外見上の大きな変化はほとんど見られない
  • 4〜7日目:下方向への筋肉の引き下げ力が徐々に弱まり、フェイスラインが軽く引き締まったような印象に
  • 10〜14日目:効果が最大化するピーク。口角や顎の形状変化も明確に感じられるようになる

このように、「ゆるやかに変化が起きる」という性質がボトックスリフトの特徴であり、施術直後に急激な変化を求める施術ではないという点は理解しておく必要があります。

ボトックスリフトは、その特性上、「即効性」を求める方にはやや向いていない施術です。一方で、日常生活に支障なく、自然にリフトアップした印象を得たい方にとっては非常に適した治療法といえます。再施術を計画的に行うことで、加齢によるフェイスラインの変化を緩やかにコントロールすることが可能となります。

どれくらい持つ?持続期間と再施術の目安

ボトックスの作用は永続的なものではありません。効果が表れるスピードと同様に、時間の経過とともに神経伝達が回復していくことで、筋肉の動きも徐々に元に戻っていきます。

ボトックスリフトにおける持続期間は、使用される製剤や個人の代謝速度によって前後しますが、一般的には約3〜6ヶ月とされています。主な影響因子は以下の通りです。

  • 使用するボツリヌス製剤
  • 筋肉の強さや発達度合い(咬筋や広頚筋が発達している人ほど戻りが早い傾向)
  • 個人の代謝(代謝が高い人ほど分解が早くなる)

こうした理由から、「効果が切れる前の再施術」が理想的なメンテナンス方法とされており、3〜4ヶ月ごとの再施術を継続することで、表情の自然さを保ちつつリフトアップ効果を安定化させることが可能です。

 

他のリフトアップ施術やたるみ治療との違いは?各施術と徹底比較

ボトックスリフトの効果は、筋肉バランスの調整によって“顔が自然に引き上がったように見える”という点にあります。前章で述べたように、効果は数日後から現れ、持続は数ヶ月。

では、他にもリフトアップを目的とした美容医療が数多く存在するなかで、ボトックスリフトはどのような立ち位置にあるのでしょうか。

施術名 主な作用 ダウンタイム 効果の持続 向いている症状・特徴
糸リフト 皮膚構造の物理的な引き上げ 数日〜1週間の腫れ・内出血 6〜24ヶ月(糸の種類による) 即効性が欲しい・中〜重度のたるみ
ハイフ 熱エネルギーによるコラーゲン再構築 ほぼなし 約3〜6ヶ月 肌の引き締め・緩やかな変化を望む方
ヒアルロン酸 凹みの補填・輪郭形成 数時間〜1日程度 約6〜18ヶ月(部位により異なる) 頬やこめかみのへこみ・立体感を出したい方

「たるみが気になる」と感じたとき、美容医療の選択肢はひとつではありません。その背景には、たるみの原因が人によって異なることがあります。皮膚が薄くなって起こるもの、筋肉の衰えからくるもの、脂肪や骨の減少によるもの。

そうした原因に応じて、治療方法も異なるアプローチが必要になります。それぞれが「どこにどう効くのか」を丁寧に見ていきましょう。比較しながら読むことで、ご自身に合った選択肢が見えてくるはずです。

糸リフト|皮膚を直接引き上げる即効性のある方法

次に紹介するのは、物理的に皮膚を引き上げてしまう糸リフト(スレッドリフト)です。特殊な糸を皮下に挿入し、皮膚や脂肪組織をぐっと持ち上げるこの施術は、「たるみをなんとかしたいけど切りたくない」という方に人気です。

即効性があり、直後から見た目に明らかな変化を実感できることが魅力。特に中〜重度のたるみには強い味方になります。ただし、軽い腫れや内出血といったダウンタイムが数日生じる可能性がある点は理解しておく必要があります。

また、使用する糸は体内に吸収されるもの・されないものがあり、それぞれにメリットがあります。医師との相談で自分に合った素材・施術方法を選ぶことが大切です。

ハイフ(HIFU)|深層からじわじわ引き締める非侵襲のリフト治療

「切らずにリフトアップしたい」「もっと肌の土台から引き締めたい」そんな方に選ばれているのが、美容皮膚施術のハイフ(HIFU)という施術です。これは高密度の超音波を使って、皮膚の奥深くにあるSMAS層(筋膜)にピンポイントで熱エネルギーを届け、コラーゲンの再構築を促す治療です。

施術直後に軽く引き締まりを感じる人もいますが、本当の変化は数週間〜2ヶ月後。時間をかけて少しずつ肌が変わっていく「育てる系」の治療です。その分、ダウンタイムはほとんどなく、日常生活をまったく変えずに行える点が人気の理由でもあります。

深層から肌のハリを出したい方、メンテナンス的に受けたい方にもおすすめです。

ヒアルロン酸注入|足りなくなった部分を補って輪郭を整える

最後にご紹介するのはヒアルロン酸注入。リフトアップとは少し違いますが、顔全体の印象を若返らせるのに欠かせない治療です。加齢とともに、こめかみ・頬・顎などにある脂肪や骨のボリュームが失われていきます。すると皮膚が支えを失ってたるみやくぼみが目立つようになるでしょう。

ヒアルロン酸は、こうした「足りなくなった部分」に注入し、ボリュームと支えを与えることで顔立ちを整えるのが目的です。即効性があり、注入直後からふっくらした印象になるため、イベント前などに選ばれることも多い治療です。

ただし、注入量や部位によっては重たく見えることもあるため、顔の立体構造に熟知した医師による調整が不可欠です。

それぞれに得意なことがあるからこそ組み合わせも一つの手!

このように、ボトックスリフト・糸リフト・ハイフ・ヒアルロン酸注入は、それぞれ働きかける層も作用の仕方も異なります。

  • 筋肉をゆるめて引き締め感を出す:ボトックスリフト
  • 物理的に皮膚を引き上げコラーゲン生成を促進:糸リフト
  • 皮膚の深部から引き締める:ハイフ
  • ボリュームを補って輪郭を整える:ヒアルロン酸

そして最近では、こうした施術を単体で使うのではなく、「組み合わせて治療する」ことが主流になりつつあります。
たとえば「フェイスラインはボトックスで」「頬のボリュームはヒアルロン酸で」「肌のハリはハイフで」というように、目的に応じて使い分けることが、最もナチュラルで効果的な若返りにつながります。

ボトックスリフトに向いているケースとは?

それぞれの治療法には特有のメリットとリスクがあるため、「どの施術が一番優れているか」ではなく、「自分の状態に合っているかどうか」が最も重要な視点です。ボトックスリフトが特に向いているケースは以下の通りです。

  • 30〜50代前半の軽度なたるみや輪郭のぼやけが気になる方
  • 表情を変えず、自然な変化で周囲に気づかれずに若返りたい方
  • 肌の張り感を自然に高めたい方
  • 切開やダウンタイムのある施術には抵抗がある方

一方で、重度なたるみがある方や、即効性・劇的な変化を求める方には糸リフトや外科的手術が適しているケースもあるため、医師の診察とカウンセリングを通じて適応の確認が不可欠です。

 

メリットとデメリットを整理|ボトックスリフトは誰にとって有効か?

前章では、ボトックスリフトと他のたるみ治療(糸リフト・ハイフ・ヒアルロン酸)との違いを徹底的に比較し、それぞれの適応や特徴について整理しました。ここからは、改めてボトックスリフトそのものに焦点を当て、「この治療が本当に自分に合っているのか」を見極めるために、メリットとデメリットの両面から正しく理解することが大切です。

美容医療の判断は効果だけでなく、リスクと手間、ライフスタイルとの相性まで含めた総合的な選択です。ここでは、ボトックスリフトのリアルな特徴を正確にお伝えしていきます。

【メリット】自然・手軽・即日効果

ボトックスリフトが広く支持される理由のひとつに、日常生活にほとんど影響を与えず、ナチュラルな仕上がりを得られる点があります。外科的処置を避けたい方や、仕事や家事に忙しくダウンタイムを取れない方にとって、手軽さは大きな魅力です。

①ダウンタイムがほぼない

注射による軽度な腫れや赤みは一時的なものであり、施術当日からメイクも可能なケースが多いため、予定を気にせず受けられます。

②表情を保ったまま自然な変化が得られる

引き上げたい部位を物理的に操作するのではなく、表情筋の動きを微調整してバランスを整えるため、周囲に気づかれない自然なリフト効果が特徴です。

③副次的な美容効果

筋肉の収縮を和らげる作用により、毛穴の引き締めや皮脂分泌の抑制など、美肌にも良い影響が報告されています。

【デメリット】繊細なバランス調整が必要・継続治療前提

一方で、ボトックスリフトには慎重な判断が必要なポイントもあります。特に、顔全体の表情筋バランスに介入する以上、医師の技術力・解剖学知識・審美眼が結果を大きく左右する治療であることを忘れてはなりません。

①効果は一時的で定期通院が必要

ボツリヌス製剤の効果は約3〜6ヶ月で徐々に弱まり、効果を維持するには継続的な施術が前提となります。

②注入ミスによるリスクも存在

過剰注入や誤った筋肉への注入により、

  • 表情が不自然になる
  • 口角が引きつる
  • 嚥下筋に拡散して食事や会話に違和感が出る

といった副作用が起きる可能性があります。これらはすべて、医師の技量に大きく依存するため、施術者選びが最重要です。

③安全性の確認が必須

厚生労働省に承認されたものなど正規の製剤を使用しているかどうか、薬剤の保管や取扱いに問題がないかといったクリニックの安全管理体制も、施術を受けるうえでの重要な判断材料となります。

 

まとめ

ボトックスリフトは、表情筋の下方向への引き下げ作用を抑えることで、結果的にリフトアップを実現する非外科的治療です。切らずに顔の印象を引き上げたい方に適しており、自然な変化を好む層に支持されています。

特に、30代から50代前半の「軽度なたるみ」が気になる方に有効で、皮脂の抑制や毛穴改善などの副次的メリットも期待できます。一方で、効果は一時的であり、繊細なバランス調整が求められる施術でもあるため、厚労省認可の製剤使用と専門医による対応が必須です。

美容医療の本質は「正しい情報に基づいた適切な選択」にあります。信頼できる医師とともに、あなたに合ったリフトアップ治療を見極めましょう。

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