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目頭切開と埋没の施術ってどっちが先?施術順番や同時施術について徹底解説!

ぱっちりとした平行二重に憧れて、目頭切開と埋没法を検討しているあなたへ。「理想の目元を手に入れたいけれど、この2つの施術、一体どちらを先に受けるべき…?」そんな疑問を抱えて、情報収集をされているのではないでしょうか。

実は、その施術の順番こそが、目元の理想のデザインを完璧に実現できるか、あるいは思わぬ後悔に繋がるかを左右する、極めて重要な分岐点なのです。Web上の情報だけでは判断が難しく、不安に感じている方も多いことでしょう。

ここでは、「なぜ順番が重要なのか」という本質から、同時施術、目頭切開が先、埋没法が先、それぞれのメリット・デメリット、そしてあなたに最適な選択肢はどれなのか、という問いに対して、専門的かつ具体的に、どこよりも分かりやすく徹底解説します。

 

 

目頭切開と埋没法は同時施術がデザイン的にはおすすめ!

さて、導入文で触れた「施術の順番」という、多くの方が迷われるテーマについて、いよいよ本質に迫っていきます。数多くの症例と向き合ってきた専門家の見地から、もしデザインの完成度と精密性を最優先に考えるのであれば、その結論は明確です。それは、目頭切開と二重埋没法を「同時に施術する」という選択肢です。

なぜなら、目元の最終的な形状を決定づける2つの要素を、一度の施術で完璧に調和させながらデザインできるため、シミュレーションと実際の仕上がりの誤差を最小限に抑えることが可能だからです。多くの美容外科医が、その豊富な臨床経験から、デザインの再現性を高めるためにこの同時施術を有効な選択肢と位置づけています。

もちろん、ダウンタイムや身体へのご負担が一度で済むという効率面でのメリットも大きいですが、それ以上に、理想の目元をミリ単位で追求できるというデザイン上の優位性が、同時施術を推奨する最大の理由です。

ただし、これはあくまで一般論であり、全ての方に当てはまるわけではありません。ここでは、なぜ同時施術が推奨されるのか、その医学的根拠とメリットを詳しく解説していきます。

なぜ同時施術が理想のデザインへの近道なのか?

目頭切開と埋没法は、それぞれ独立した施術でありながら、目元の印象を決定づける上で密接に連携しています。この関係性を理解することが、施術順序の重要性を知る鍵となります。端的に言えば、「二重ラインの始点と形状は、目頭の形で決まる」からです。

目頭にある「蒙古襞(もうこひだ)」と呼ばれるアジア人特有の皮膚の被さりが、二重ラインがどこからスタートし、どのようなカーブを描くかを大きく左右します。

特に、欧米人のような目頭から目尻まで二重の幅がほぼ一定な「平行型二重」を希望する場合、この蒙古襞の強い張りがあるとラインが蒙古襞に食い込んでしまい、目頭側が狭まる「末広型二重」になりやすい傾向があります。目頭切開でこの蒙古襞の張りを適切に解消し、その上で埋没法のラインを決める同時施術は、理想の平行型二重を実現する上で極めて合理的なアプローチと言えるのです。

もし埋没法を先に行い、後から目頭切開を追加した場合、蒙古襞の張りが解消されることで、すでにある二重ラインの始点がズレてしまい、意図しないラインに変化してしまうリスクがあります。

逆に、目頭切開を先に行い、ダウンタイムを経てから埋没法を行う場合、目頭の腫れが完全に引いていない段階で二重のデザインを決定すると、最終的な仕上がりとの間に微妙な誤差が生まれる可能性も否定できません。

その点、同時施術であれば、目頭切開によって変化する蒙古襞の形状を術者が完全に把握した上で、それに最も調和する、最も美しい二重ラインをその場でデザインし、固定することができます。これにより、術前のシミュレーションと術後の完成形のギャップを限りなくゼロに近づけ、「なりたかった理想の目元」を高い再現性で実現することが可能になるのです。

ダウンタイムと身体的負担を一度に集約できる効率性

デザイン面での優位性に加え、同時施術には非常に大きな実利的なメリットがあります。それは、ダウンタイムと身体的な負担を一度で完了させられるという点です。

美容医療を受ける上で、多くの方が懸念されるのが施術後のダウンタイム、つまり腫れや内出血、痛みなどが落ち着き、日常生活に復帰するまでの期間です。目頭切開と埋没法を別々のタイミングで受けた場合、当然ながらダウンタイムも2回経験することになります。これは、仕事を休む期間や、人と会う予定を調整する期間が単純に2倍になることを意味し、多忙な方にとっては大きな負担となり得ます。

一方で同時施術であれば、これらの負担はすべて一度に集約されます。目頭切開と埋没法を同時に行っても、ダウンタイムの期間が単純に2倍に延びるわけではありません。一般的に1〜2週間程度で大きな腫れや内出血は引き、抜糸やメイクが可能になるなど、社会生活に復帰しやすくなります。

ただし、腫れや内出血の程度や期間には極めて大きな個人差があり、術式によっても異なります。また、これはあくまで初期のダウンタイムの目安です。完全に腫れが引いてデザインが最終的に完成・安定するまでには、一般的に3ヶ月から半年程度を要する場合があることも知っておきましょう。

最終判断は専門医とのカウンセリングが不可欠

ここまで目頭切開と埋没法の同時施術を推奨する理由を解説してきましたが、これはあくまで医学的な合理性と多くの症例に基づく一般論です。最も重要なことは、この情報だけを鵜呑みにせず、ご自身の状況に合わせた最適な方法を専門家と見つけることです。

人の目の形は、骨格、皮膚の厚み、脂肪の量、蒙古襞の強さ、眼瞼下垂の有無など、千差万別です。また、「どのような目元になりたいか」という理想のデザインも一人ひとり異なります。

そのため、最終的な施術計画は、経験豊富な医師があなたの目の状態を正確に診察し、希望のデザインを丁寧にヒアリングした上で決定されるべきです。信頼できるクリニックでのカウンセリングでは、シミュレーションを通じて完成形のイメージを共有し、同時施術のメリットだけでなく、考えられるリスクや他の選択肢についても必ず説明があります。

この対話を通じて、ご自身が心から納得できる方法を選択することが、後悔のない結果への第一歩となるのです。

 

なぜ同時施術がデザインの鍵か?目頭と二重ラインの密接な関係!

前の章では、デザインの完成度を最優先するならば、目頭切開と埋没法は「同時施術」が推奨される、という結論を提示しました。では、なぜそれほどまでに「同時」であること、そして「順番」が重要なのでしょうか。

その答えは、多くの方がまだ深くは知らない、目頭の蒙古襞と二重ラインが織りなす、極めて繊細で不可分な関係性に隠されています。この解剖学的な繋がりを理解せずして、理想の目元を語ることはできません。

ここでは、この医学的根拠をさらに深掘りし、なぜ施術の順番がデザインの質を左右するのかを解き明かします。同時に、同時施術のメリットとデメリットを客観的に比較し、読者の視点を「どの順番が良いか」という手段の悩みから、「自分の理想をどう実現するか」という本来の目的へと引き上げることを目指します。

二重のデザインは「目頭の数ミリ」に支配されている

美しい二重まぶたのデザインにおいて、その運命を握っているのは、実は「目頭の数ミリの皮膚」であると言っても過言ではありません。これは美容外科学における解剖学的な基本原則であり、経験豊富な医師ほど、この目頭の処理を重要視します。

多くの方は二重の幅や形ばかりに注目しがちですが、プロの視点では、まず目頭の状態、すなわち蒙古襞の強さや形状を精緻に分析することからデザインは始まるのです。

蒙古襞は、 まるでテントの入り口に垂れ下がった幕のように、目頭を覆い隠しています。埋没法で作ろうとする二重ラインも、この「幕」があると、その内側、つまり目頭側まで綺麗に伸びることができず、途中で遮られてしまうか、幕の下に潜り込むような形になります。これが、日本人に多い「末広型二重」の典型的な構造です。

目頭切開という施術は、単に目を大きく見せる(露出を増やす)だけの手術ではありません。その本質は、二重ラインが始まる「舞台」そのものを整地し、デザインの自由度を解放することにあるのです。この幕を取り払い、舞台を広げることで、初めて二重ラインを目頭の根本からスムーズにスタートさせることが可能になり、憧れる方の多い「平行型二重」など、デザインの選択肢が劇的に広がります。

つまり、目頭切開を行うかどうか、そしてそれをどの程度行うかによって、その人に「似合う二重デザイン」そのものが根本から変わる可能性があるのです。例えば、蒙古襞による下方への皮膚の張力が残ったまま、無理に幅の広い位置で二重を固定しようとすると、ライン下の皮膚がぷっくりと膨らみ、食い込みだけが目立つ不自然な印象(通称ハム目)になるリスクが高まります。

しかし、目頭切開で土台を整えれば、同じ人でも驚くほど自然で美しい平行型二重が実現可能になるケースは少なくありません。この数ミリの違いが、全体の印象を天と地ほどに変えてしまう。これこそが、目元のデザインが持つ繊細さと専門性の高さなのです。

改めて整理する、同時施術のメリット・デメリット

目頭と二重ラインの密接な関係をご理解いただくと、なぜ同時施術が推奨されるのか、その理由がより明確に見えてくるはずです。

最終的な目頭の形状に合わせて、最も調和する二重ラインをその場でデザインできること。これに勝るメリットはありません。しかし、物事には必ず両側面があります。ここで、同時施術のメリットとデメリットを客観的に整理し、冷静な判断材料としましょう。

項目 内容
メリット
  • デザインの調和と高精度:最終的な目頭の形を確定させた上で、それに最も調和する二重ラインをミリ単位で調整・固定できるため、理想の仕上がりに最も近くなる。
  • ダウンタイムの集約:腫れや内出血の期間が一度で済む。仕事や学業で長期の休みが取りにくい場合、スケジュール管理がしやすい。
  • 身体的・精神的負担の軽減:手術や麻酔、術後のケアといった一連のプロセスが一度で完了するため、心身への負担が少ない。
  • 費用の抑制の可能性:クリニックによっては、セットプランが用意されており、個別に受けるよりも総額が割安になる場合がある。
デメリット
  • 一度の変化が大きい:目頭と二重が同時に変化するため、術後の顔の印象が大きく変わることがある。見慣れるまでに時間が必要な場合がある。
  • 修正の難易度:万が一の修正時、単独施術より複雑になる可能性がある。(※下記注釈参照)
  • 初期費用の増大:当然ながら、一度に支払う費用は単独施術よりも高額になる。
  • ダウンタイム症状の程度:期間は一度で済むが、2つの術式を同時に行うため、腫れや内出血が単独施術の場合よりやや強く出る可能性がある。

※修正の難易度について
目頭切開は皮膚を切開・切除するため、術前の状態に完全に戻すことは極めて困難です。そのため、万が一埋没法のラインのみを修正しようとしても、すでに変化した目頭とのバランスが崩れてしまい、全体の調和を取り直す再デザインには高度な技術と経験が求められます。

視点を変える!「順番」から「理想の実現」へ

ここまで読み進めていただいた方は、当初抱いていた「目頭切開と埋没、どっちが先?」という疑問が、より本質的な問いの一部であったことにお気づきかもしれません。

その問いとは、「自分の理想の目元を実現するためには、どのようなアプローチが最適なのか?」ということです。

施術の「順番」は、あくまで理想を叶えるための「手段」の一つに過ぎません。大切なのは、まずご自身がどのような目元になりたいのか、その「目的」を明確にすることです。クールで華やかな平行型二重なのか、自然で優しい印象の末広型二重なのか。

その理想によって、そもそも目頭切開が必要なのか、必要だとしたらどの術式で、どの程度切開するのがベストなのか、そして、それに合わせる埋没法のラインはどうあるべきか、というように、取るべき戦略は自ずと決まっていきます。

この章で解説した目頭と二重の深い関係性を理解することは、医師とのカウンセリングをより有意義なものにし、ご自身の希望を的確に伝えるための「共通言語」となります。

次の章では、この「理想の実現」という視点から、改めて「同時施術」「目頭切開が先」「埋没法が先」という3つのパターンが、それぞれどのような方におすすめできるのかを、さらに具体的に掘り下げていきます。

 

目頭切開・埋没法の3大施術プランを徹底比較|最適な順番と選び方

前の章で、施術の順番は「理想の目元」という目的を達成するための手段であると解説しました。その手段は、一つではありません。美容医療は、個々の価値観やライフスタイルに寄り添うべきものであり、必ずしも全ての人が医学的に最も合理的な選択をするとは限りません。

ここでは、その手段である3つの主要な施術プラン、「同時施術」「目頭切開を先に行う」「埋没法を先に行う」について、それぞれの特性を深掘りしていきます。

デザインの精度、ダウンタイム、費用、そしてどのような考え方の人に適しているか、という4つの視点から客観的に比較し、ご自身がどのケースに当てはまるのかを冷静に判断するための材料を提供します。まずは全体像を把握するための比較表からご覧ください。

施術プラン デザインの精度 ダウンタイム 費用 おすすめのケース
A:同時施術
最も高い

一度で完了

割安の可能性
・完成度と効率を最優先したい
・理想のイメージが明確
・何度も休みが取れない
B:目頭切開が先
高い

2回発生(長期)

割高になる傾向
・変化に慎重で段階的に進めたい
・目頭切開後の状態で二重を熟考したい
・時間に余裕がある
C:埋没法が先
ライン変化のリスク

2回発生

追加費用リスク
・まず二重を試してみたい
・目頭切開への心理的ハードルが高い
・ライン変化のリスクを許容できる

パターンA|【同時施術】デザインと効率を最優先する場合

これは、これまでの章でも解説してきた通り、医学的・デザイン的な観点から最も合理的で推奨されるプランです。

目頭切開で二重ラインの「土台」を整えると同時に、その土台に最も調和する「建物」としての二重ラインを設計・建築するため、シミュレーションと完成形の誤差が最も少なく、完成度の高い仕上がりが期待できます。また、ダウンタイムや手術の身体的負担が一度で済むという効率性は、多忙な方にとって何よりのメリットでしょう。

一方で、一度に目頭と二重の両方が変化するため、術後の顔の印象が大きく変わる可能性があります。その変化をご自身が受け入れ、見慣れるまでに少し時間が必要かもしれません。

そのため、このプランは「理想の目元のイメージが明確に固まっている」「カウンセリングでのシミュレーションに心から納得できた」という方にとって、最短で理想に近づける最良の選択肢となります。

パターンB|【目頭切開が先】二重デザインを慎重に検討したい場合

目元の印象が大きく変わることに不安がある、あるいは、段階を踏んで慎重に施術を進めたいという考え方の方に適したプランです。

この方法の最大のメリットは、まず目頭切開という「土台作り」を完了させ、そのダウンタイムが完全に落ち着くのを待てる点にあります。一般的に、目頭切開の腫れや傷跡が完全に落ち着き、最終的な形になるまでには3ヶ月から半年程度かかりますが、これには個人差があります。

その変化したご自身の目元をじっくりと見極め、「この目頭には、どのような二重が最も似合うだろうか」と改めて医師とシミュレーションを重ね、万全を期して埋没法に臨むことができます。

ただし、このプランには明確なデメリットも存在します。ダウンタイムが2回発生し、施術完了までの合計期間が半年以上と非常に長くなります。

また、施術を2回に分けるため、クリニックのセットプランなどが適用されず、総額費用が割高になる傾向があります。初診料や麻酔代などがそれぞれに発生する場合もあり、総額に影響することも考慮しておきましょう。

パターンC|【埋没法が先】まずは二重のシミュレーションをしたい場合

デザインの精度という観点では、このプランは最も推奨されません。その理由は、後の目頭切開によって埋没法の二重ラインが意図せず変化してしまうリスクが最も高いからです。

埋没法は皮膚組織を糸で点で留めることで二重を形成する施術ですが、目頭切開によってその土台となる皮膚の張力が大きく変化すると、この「点留め」のバランスが崩れ、ラインが不安定になるのです。結果、ラインの始点がズレたり、幅が狭くなったり、最悪の場合はラインが消失したりする可能性もゼロではありません。

しかし、それでもこのプランを選択する方がいるのは、「まずは手軽な埋没法で、二重のある生活を体験してみたい」という強いニーズがあるからです。このプランを選択する場合は、前述のリスクを十分に理解・許容することが大前提です。

その上で、二重のある自分を体験してから次のステップに進むか判断したい、という柔軟な考え方の方のための選択肢です。万が一、再手術となれば、当然ながら追加の施術費用が発生することも念頭に置く必要があります。

 

目頭切開と埋没法で後悔しないために|知っておくべき全リスクと注意点

前の章では、ご自身の価値観に合わせた3つの施術プランを比較検討しました。理想の目元への期待が具体的に高まる一方で、どのような医療行為にも必ず光と影、つまりメリットと、それに伴うリスクが存在します。

ここでは、この記事の中で最も重要な部分かもしれません。目頭切開と埋没法を検討する上で、事前に必ず知っておくべき医学的なリスクと注意点を、包み隠さず正確にお伝えします。

いたずらに不安を煽ることが目的ではありません。リスクを正しく理解することこそが、最善の結果を得て「後悔しない選択」をするための第一歩であり、本当に信頼できる医師を見極めるための羅針盤となるのです。

目頭切開・埋没法に共通する一般的なリスク

目頭切開と埋没法は、美容外科の中でも確立された安全性の高い施術ですが、それでも医療行為である以上、リスクが皆無ということはあり得ません。

以下に、両方の施術、あるいはそれぞれに起こりうる一般的なリスクを解説します。

仕上がりの左右差

そもそも人間の顔は完全な左右対称ではなく、元々の目の形や骨格にも左右差があるのが通常です。

医師は可能な限り左右対称になるよう精密にデザインしますが、術後の腫れの引き方や体質、元々の非対称性により、仕上がりにわずかな差が生じる可能性があります。

感染・炎症

皮膚に針を通したり切開を加えたりする以上、感染のリスクはゼロにはなりません。

発生頻度は非常に稀ですが、いくつかの報告では清潔な環境で行われる美容外科手術での術後感染率は1%未満とされています。万が一、術後に強い痛みや熱感、腫れが続く場合は速やかな治療が必要です。

埋没法の後戻り(糸が取れる・緩む)

埋没法は、医療用の極細糸でまぶたの組織を留めて二重の癖をつける施術であり、その効果は永久的ではない可能性があります。

特にまぶたの皮膚が厚い方や脂肪が多い方、目を強くこする癖がある方は、糸への負担が大きくなるため、後戻りのリスクが比較的高くなる傾向があります。

目頭切開の傷跡

メスで皮膚を切開する目頭切開では、必ず傷跡が残ります。多くの場合、術後3ヶ月から半年ほどで傷の赤みはかなり落ち着きます。

ですが、最終的に傷跡が完全に成熟し、白く目立たない線になるまでには1年程度を要することもあります。ケロイドなどの特異体質の場合、傷跡が目立ちやすくなるリスクもあります。

アレルギー反応・知覚鈍麻など

ごく稀に、使用する麻酔薬や埋没法の糸に対してアレルギー反応が起こる可能性があります。

また、特に目頭切開では、術後に周辺の皮膚の感覚が鈍くなる(知覚鈍麻)ことがありますが、多くは時間経過とともに改善していきます。

同時施術だからこそ意識したい注意点!

これまでの章でメリットを多く解説してきた同時施術ですが、特有の注意点も存在します。これらを事前に理解し、心の準備をしておくことが、術後の満足度を大きく左右します。

第一に、審美的な変化への適応です。目頭と二重という、顔の印象を司る2つのパーツが一度に変化するため、術後のご自身の顔を鏡で見たときに、想像以上の変化に戸惑う可能性があります。これは「心理的なダウンタイム」とも言えるもので、新しいご自身の顔に見慣れるまでにはある程度の時間が必要です。

第二に、ダウンタイム症状の複合です。目頭切開による腫れや内出血と、埋没法によるそれが同時に起こるため、術後数日間〜1週間程度の見た目のインパクトは、単独で施術を受ける場合よりも大きくなる可能性があります。

ダウンタイムの期間が2倍になるわけではありませんが、症状が複合的に現れることは念頭に置き、スケジュールを十分に確保しておく必要があります。

理想と現実のギャップをなくす「できないこと」の理解

美容医療で後悔しないために最も大切なことは、その施術の「限界」、つまり「できないこと」を知ることです。過度な期待は、理想と現実のギャEPを生み、不満の原因となります。

骨格や眼球の位置は変えられない

「憧れのモデルと同じ目にしてください」というご希望があったとしても、そもそも骨格、眼球の大きさや位置などが異なれば、全く同じ目元を再現することは不可能です。

美容医療は、ご自身が持つ素材を最大限に活かし、その人本来の美しさを引き出すための医療です。

やりすぎは美しさから遠ざかる

例えば目頭切開で蒙古襞を完全に取り去ってしまうと、目頭の涙丘(ピンク色の粘膜部分)が過度に露出し、冷たく不自然な印象になったり、ドライアイなどの機能的な問題を引き起こしたりするリスクがあります。全ての物事には「適切な加減」があり、医学的に見て「やるべきではない」デザインが存在します。

医師がカウンセリングで難色を示したりするのは、解剖学的な限界や、長期的なリスクを専門家として見抜いているからです。医師の専門的な意見に真摯に耳を傾けることも、後悔しないために不可欠な要素です。

これらのリスクや注意点を理解した上で、最終的に最も重要となるのが、ご自身の不安に真摯に耳を傾け、メリットだけでなくデメリットや限界点までを正直に説明してくれる、経験豊富な医師との出会いなのです。

 

まとめ

目頭切開と埋没法の施術順序について、ご理解は深まりましたでしょうか。ここでは、デザインの精度を最大限に高める「同時施術」を基本的には推奨しつつも、あなたの希望や状況に合わせて「目頭切開を先に行う」「埋没法を先に行う」という選択肢も、それぞれのメリット・デメリットと共に詳しく解説してきました。

最も重要なメッセージは、施術の順番という「手段」に固執するのではなく、あなたが「どのような目元になりたいのか」という「目的」を明確にし、それを実現するための最適な方法を専門家と見つけることです。

二重のラインは、蒙古襞のミリ単位の変化で大きく印象が変わる、非常に繊細なものです。だからこそ、リスクや注意点も正しく理解した上で、あなたの理想を現実に変える技術と経験を持つ、信頼できる医師との出会いが不可欠です。

ここの情報が、あなたの長年のコンプレックスを解消し、自信に満ちた輝く明日を迎えるための、最初の一歩となれば幸いです。まずは勇気を出して、専門のクリニックであなたの理想を相談することから始めてみてください。

アラジン美容クリニック福岡院では、「ウソのない美容医療の実現」をモットーに、患者様お一人ひとりの美のお悩みに真摯に向き合い、最適な治療をご提案しております。無駄な施術を勧めることなく、症状の根本的な原因にアプローチし、患者様の理想を実現するお手伝いをいたします。

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